(Emergency Information Service System:EISS)
外務省は、2006年9月8日に在留邦人と旅行者の多い全米(ハワイ、グアム、サイパン、プエルトリコ、米領バージン諸島を含む)及びカナダ地域を対象とした「全米・カナダ邦人安否確認システム」を立ち上げましたので、その概要について、次のとおり紹介いたします。
全米・カナダ地域において、大規模な災害が発生した場合、このシステムを通じて、被災地にいる方の安否・所在を直接確認することができますので、是非ご利用下さい。
なお、このシステムは、プッシュダイヤルによる操作が必要です。そのため、ダイヤルパルス回線の方は、ご利用できない場合がありますので、ご了承願います。
1.「全米・カナダ邦人安否確認システム」とは
近年、海外でのテロ事件や自然災害が増えていますが、海外で大規模な災害が発生した際には、その地域に居住していたり、またはその地域を旅行している方が日本のご家族や知人・友人に自らの安否・所在を直接連絡し、ご家族等を安心させることが大切です。
しかし、海外で緊急事態が発生した際に、国際電話のできる携帯電話等の適当な連絡手段を持ち合わせていない旅行者は多く、また、海外で大規模な災害が発生した場合、電話回線が混雑したり、電話会社がサービスを停止したりすることがあるため、被災地までの電話がつながり難い状況(電話ふくそう)になり、日本の家族等と連絡ができない可能性があります。
外務省は、このような事態に備え、被災地にいる方が手軽に公衆電話等からでも無料で自らの安否に関する伝言をデータセンターに残すことができ、それを日本にいる家族等がいつでも、直接聞くことによって、被災地にいる方の安否を確認することのできる「全米・カナダ邦人安否確認システム」を立ち上げました。
2.システムの利用方法
本システムの電話番号
本システムご利用の際には、次の番号に電話をおかけ下さい。| 1−866−903−2674(ANPI)* 1−866−904−2674(ANPI)* 1−866−905−2674(ANPI) * |
全米・カナダからは通話料無料 その他の地域からは米国までの通話料有料 |
| 1−718−313−9150 | 通話料有料 |
*2674は米国の電話の番号に振られたアルファベットではANPIと覚えることができます。
- このシステムでは、3つの電話会社のネットワークを使用し、合計200回線以上の容量を確保しているため、災害時に電話回線が混雑したり、1つの電話会社がサービスを停止した場合でも、通常の電話回線よりも電話をつながりやすくしています。
つながりにくい場合は、上記フリーダイヤル番号(3つ)及び有料通話番号(1つ)のうち、別の番号にかけ直すことによって、電話がよりつながりやすくなります。
しかし、被災地の電話公衆網そのものがダメージを受けた場合等は、復旧するまでの間利用できない場合があります。
- 米国及びカナダ以外から電話をおかけになる方の通信環境によっては、フリーダイヤル番号につながらない場合があります。この場合は、有料通話番号(1−718−313−9150)におかけ下さい。
- 米国・カナダ以外からフリーダイヤル番号に電話をおかけになる場合、本システムの日本語の案内の前に、ご利用の電話会社から、米国までの通話料が利用者負担となる旨の10秒程度の英語のアナウンスが流れることがあります。
- 日本から電話をおかけになる場合、上記番号の前に国際電話会社接続番号(001、0041、0061など)や、国際電話識別番号(010)などが必要ですので、予めご確認ください。
- このシステムは、プッシュダイヤルによる操作が必要であり、プッシュ回線には対応していますが、ダイヤルパルス回線には対応しておりません。そのため、ダイヤルパルス回線をお使いの方は、このシステムをご利用できない場合がありますので、ご了承願います。
なお、ダイヤルパルス回線であっても、例えば、入力する番号の前に「*」を入力することによって、トーン信号を発信できる(プッシュダイヤル操作ができる)電話機もありますので、お使いになっている取扱説明書をご参照ください。
被災地にいる方が音声メッセージを録音する方法(全米・カナダ地域のみ)
上記番号に電話し、音声案内に従い、パスワードとして、あなたの電話番号(海外の自宅の電話番号、又は日本の自宅の電話番号)と生年月日をプッシュボタンで入力した後、あなたのお名前と安否・所在に関するメッセージ(30秒以内)を音声で録音します。
なお、全米・カナダ地域からフリーダイヤル番号に電話をかけて音声を登録する場合、通話料金は無料です。
被災地にいる方が録音した音声メッセージを再生する方法(日本、全米・カナダ、諸外国どこからでも可能)
上記番号に電話し、音声案内に従い、パスワードとして、被災地にいる方の電話番号(海外の自宅の電話番号、又は日本の自宅の電話番号)と生年月日をプッシュボタンで入力すれば、その方が登録した音声メッセージを再生することができます。
なお、全米・カナダからフリーダイヤル番号に電話をかける場合は、通話料金無料ですが、日本や諸外国からは、米国までの国際通話料金が利用者負担となります。
大使館・総領事館からのお知らせを再生する方法(日本、全米・カナダ、諸外国どこからでも可能)
大規模災害発生時には、大使館・総領事館からの渡航情報や危険情報等に関するお知らせを聞くことができます。
なお、全米・カナダからフリーダイヤル番号に電話をかける場合は、通話料金無料ですが、日本や諸外国からは、米国までの通話料金が利用者負担となります。
全米・カナダ邦人安否確認システム使用例
音声メッセージの登録
ニューヨーク在住の外務太郎さん- 1−866−903―2674に電話をする。
音声案内- こちらは、外務省が運営する全米・カナダ邦人安否確認システムです。日本語をご希望の方は「1」を押して下さい。
You have reached Emergency Information Service System operated by the Ministry of Foreign Affairs of Japan. To continue in English, press”2”.
外務太郎さん- 「1」 を押下。
音声案内- このシステムは、被災地におられる邦人の方が、音声メッセージを残し、日本の家族等がそれを聞く事によって、邦人の安否を確認する事ができる伝言システムです。音声の録音にあたっては、口座番号、クレジットカード番号等は残さないようにして下さい。
このシステムはスキップ機能を備えていますので、音声案内の途中であってもボタン操作が可能です。
音声メッセージを登録したい方は「1」を、被災地にいる邦人の残した音声メッセージをお聞きになりたい方は「2」を、日本国大使館・総領事館からのお知らせをお聞きになりたい方は「3」を、このシステムに関するガイドをお聞きになりたい方は「4」を押して下さい。
外務太郎さん- 「1」を押下。
音声案内- 音声メッセージの登録にあたっては、先ずあなたの電話番号を登録して頂きます。これはパスワードの役割を果たす重要な番号です。全米及びカナダ在住で電話番号をお持ちの方は、自宅の電話番号を、旅行等で決まった海外の電話番号をお持ちで無い方は日本の電話番号を国番号は押さずに市外局番から続けて入力し、最後にシャープキーを押して下さい。
外務太郎さん- 「212−371−8222#」を入力。
音声案内- 入力された電話番号は、「2123718222」です。正しければ「1」を、電話番号を入力し直したい場合は、「2」を押して下さい。
外務太郎さん- 「1」を押下。
音声案内- あなたの生年月日を西暦で入力し、最後にシャープキーを押して下さい。この情報もパスワードの役割を果たす大切な情報です。例えばあなたの生年月日が1965年10月1日の場合には、19651001#と入力して下さい。
外務太郎さん- 「19440524#」を入力。
音声案内- あなたが入力した生年月日は「19440524」です。正しければ「1」を、再入力した場合には「2」を押して下さい。
外務太郎さん- 「1」 を押下。
音声案内- 発信音の後にあなたの名前を音声で登録して下さい。録音時間は5秒間です。登録が終わりましたら、シャープキーを押して下さい(ピーッ)。
外務太郎さん- 「がいむ たろう」を音声で登録し、「#」を押下。
音声案内- 発信音の後に、音声メッセージを登録して下さい。録音時間は約30秒間です。登録が終わりましたら、シャープキーを押して下さい。
外務太郎さん- 「お母さん、ニューヨークでは大規模なテロが発生し、マンハッタンからは日本への電話がつながりにくい状況にあります。自分と家族は、ウェストチェスターの知人の家へ避難しようとしており、現在移動中です。無事ですので安心して下さい。無事に避難が済んで、国際電話が通じるようになったら、また連絡します。」を音声で登録し、「#」を押下。
音声案内- 登録された音声メッセージは「・・・・(メッセージを再生)・・・・・」です。音声メッセージを保存する場合には「1」を、再度音声メッセージを録音し直す場合には「2」を押して下さい。
外務太郎さん- 「1」を押下。
音声案内- 音声メッセージの登録が終了しました。
更に本システムを利用になる方は「9」を、システムを終了したい方は、シャープキーを押すか、そのまま電話をお切り下さい。
外務太郎さん- 「#」を押下して、受話器を置く。
録音した音声メッセージの再生
日本にいる外務省子さん(外務太郎さんの母親)- 010−1−866−903―2674に日本から国際電話をする。
- *上記(010)は日本でマイラインに登録している場合のかけ方です。
マイラインに登録していない場合は、使用する国際電話会社によって
かけ方が異なりますのでご注意ください。
音声案内- こちらは、外務省が運営する全米・カナダ邦人安否確認システムです。日本語をご希望の方は「1」を押して下さい。 You have reached Emergency Information Service System operated by the Ministry of Foreign Affairs of Japan. To continue in English, press”2”.
外務省子さん- 「1」を押下。
音声案内- このシステムは、被災地におられる邦人の方が、音声メッセージを残し、日本の家族等がそれを聞く事によって、邦人の安否を確認する事ができる伝言システムです。音声の録音にあたっては、口座番号、クレジットカード番号は残さないようにして下さい。
このシステムはスキップ機能を備えていますので、音声案内の途中であってもボタン操作が可能です。
音声メッセージを登録したい方は「1」を、被災地にいる邦人の残した音声メッセージをお聞きになりたい方は「2」を、日本国大使館・総領事館からのお知らせをお聞きになりたい方は「3」を、このシステムに関するガイドをお聞きになりたい方は「4」を押して下さい。
外務省子さん- 「2」 を押下。
音声案内- 音声メッセージをお聞きになりたい方の電話番号を国番号は押さずに市外局番から続けて入力し、最後にシャープキーを押して下さい。これはパスワードの役割を果たす重要な番号です。お探しの方が全米又はカナダに自宅の電話番号があればその番号を、旅行等で全米又はカナダの電話番号をお持ちで無い方の場合には日本の電話番号を入力して下さい。
外務省子さん- 「2123718222#」を入力。
音声案内- 入力された電話番号は、「2123718222」です。正しければ「1」を、再度電話番号を入力し直したい場合は「2」を押して下さい。
外務省子さん- 「1」を押下。
音声案内- 音声メッセージをお聞きになりたい方の生年月日を西暦で入力し、最後にシャープキーを押して下さい。この情報もパスワードの役割を果たす大切な情報です。例えば、生年月日が1965年10月1日の場合には、19651001#と入力して下さい。
外務省子さん- 「19440524#」を入力。
音声案内- あなたが入力した生年月日は、「19440524」です。正しければ「1」を、再入力したい場合には「2」を押して下さい。
外務省子さん- 「1」を押下。
音声案内- メッセージを検索中です。暫くお待ち下さい。
お探しの方のお名前は、「がいむ たろう」さんです。音声メッセージをお聞きになる方は「1」を、異なる電話番号、生年月日を指定して再検索したい方は「2」を、更に本システムを利用したい方は「9」を、終了したい方はシャープキーを押すか、そのまま通話をお切り下さい。
外務省子さん- 「1」を押下。
音声案内- 1件の音声メッセージが見つかりました。この音声メッセージはアメリカ東部標準時刻、2006年9年8日、午後○○時△△時に録音されました。
「・・・・(メッセージを再生)・・・・」
音声メッセージを再度お聞きになる方は「1」を、次のメッセージをお聞きになる方は「2」を、更に本システムを利用したい方は「9」を、終了したい方は、シャープキーを押すか、そのまま通話をお切り下さい。
外務省子さん- 「#」を押下して、受話器を置く。
全米・カナダ邦人安否確認システムに関するQ&A
1.災害の時にデータセンターまで電話はつながるの?- 通常の電話回線では、加入している電話会社1社の電話回線を使用することになるため、電話回線自体が混雑したり、加入している電話会社がサービスを停止することがあり、通話ができなくなる可能性があります。
このシステムでは、複数の電話会社のネットワークを使用するため、災害時に電話回線が混雑したり、電話会社がサービスを停止して通話不能になった場合でも、通常の電話回線よりも電話をつながりやすくなっています。ただし、被災地の電話公衆網そのものがダメージを受けた場合等は、復旧するまでの間、利用できないことがありますので、他の地域に移動してかけ直すことをお勧めします。
2.いつでも利用できるの?- このシステムは、全米及びカナダで大規模な災害やテロといった緊急事態が発生した場合のみ稼働するシステムです。平常時は利用できません。
3.誰でも利用できるの?- 誰でも利用できます。
4.日本やアメリカ・カナダ以外からも使えるの?- どこからでも利用できます。ただし、アメリカ・カナダ以外からかける場合は、国際通話料金がかかります。
5.対応している言語は?- 日本語と英語に対応しています。
6.利用料金は?- 全米及びカナダ国内からフリーダイヤル番号に電話をかける場合は、通話料無料で利用できます。それ以外の地域からご利用の場合は、米国までの通話料金が利用者負担となっています。
7.携帯電話や公衆電話からも電話がかけられるの?- 固定電話、携帯電話及び公衆電話からの通話が可能です。
8.使い方が分からない場合は?- 全ての操作には音声で案内が流れる仕組みになっている他、システム全般のガイドを再生することもできます。
9.登録できる音声メッセージはひとつだけなの? 登録できる時間は?- 災害時には刻々と状況が変化することもありますので、同じ方が何度でも音声メッセージを登録することができます。登録された音声メッセージは、最新の音声メッセージから古いメッセージの順で再生されます。
10.録音できる音声メッセージの長さは? 保存期間は?- 1件あたり30秒以内のメッセージを録音できます。録音した音声メッセージは、大規模な災害やテロといった緊急事態が発生し、これが落ち着くまでの一定期間(1ヶ月程度)保存し、その保存期間が経過した時点で自動的に消去されます。
11.事前にパスワードを日本の家族等に知らせる必要はあるの?- 被災地の邦人の方の海外、又は日本の自宅の電話番号と生年月日を暗証キーとして利用しますので、これらをご存知の方であれば、事前にパスワードを知らせる必要はありません。
12.セキュリティ対策は?- このシステムが置かれているデータセンターは高度なセキュリティシステムで守られていますが、システムの悪用防止のため、安否・所在以外の情報、特に、口座番号やクレジットカード番号等に関する音声メッセージの登録や、送金を目的としたシステムの利用は行わないで下さい。外務省は、登録された音声メッセージの内容に関する一切の責任を負いませんのでご了承下さい。