遣米使節団

遣米使節団の幕末日本への影響

 帰国した使節は、日本国内に対しても直ちに何らかの影響を与えたということもありませんでした。そもそも幕府は使節に対してそれほどの重要性も与えておらず、派遣自体、幕府の西洋に対する新しい政策を意味するものでもなかったのです。また、使節がアメリカ人と接触を維持して、アメリカから知識、技術などを導入するということも使節の使命としてはありませんでした。そのようなアメリカとの接触は、12年後に派遣される岩倉ミッションまで待たなければなりません。ミッションとしての使命は、あくまで条約批准書の交換という形式的なものでした。