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旭日中綬章

ロバート G. ニューマン
元コンティニュームヘルスパートナーズ病院グループ名誉総院長
主要経歴
1958
ニューヨーク大学ワシントンスクエアカレッジ卒業
1963
ロチェスター大学医学部卒業
1969
カリフォルニア大学バークレー校公衆衛生学修士
1970
ニューヨーク保険局薬物中毒対策局長補佐
1976
ベスイスラエルメディカルセンター副総院長
1978
ベスイスラエルメディカルセンター総院長
1982
マウントサイナイ医科大学教授
1994
アルバート・アインシュタイン医科大学教授
1997
コンティニュームヘルスパートナーズ病院グループ総院長(ベスイスラエルメディカルセンター、セント・ルークス病院、ロングアイランド大学病院、ニューヨーク眼科耳鼻科病院)
2001
コンティニュームヘルスパートナーズ病院グループ名誉総院長
功績概要
Newman氏はロチェスター大学医学部を優秀な成績で卒業後、オーストラリア・メルボルン大学医学部で病理学を専修した後、カリフォルニア大学バークレー校にて公衆衛生学修士を取得するなど幅広い学問領域に渉猟した。特に公衆衛生学の視点からの薬物依存症対策の理論と実践については、国際的にも評価され、保健医療関連団体の要職を歴任することとなった。進取の精神に富み、先駆的な医療サービスを実践する行動力を評価され、歴史のあるベスイスラエルメディカルセンターの副院長(昭和51年)、後に院長に就任した(昭和53年)。同人は「世のためになることが良い病院経営である」という哲学で院内に様々の部門を立ち上げたが、そのうちの一つが日本人向け外来クリニック(平成2年)であり、その後、平成3年教育病院としても名高い同院に若手日本人医師が米国内で臨床研修を受けるプログラムである「臨床医学留学制度(のちのNプログラム)」を立ち上げた。平成9年には病院統合をおこなわれ、4病院が合併しベッド数3,000床をこえるコンティニュームヘルスパートナーズ病院グループの総院長に就任した。医学教育者としてもマウントサイナイ医科大学とアルバートアインシュタイン大学の教授として活動し、研究、教育、病院管理の各分野での実績がある。

対日功績
(1) 日本人臨床医育成に関する貢献
同氏はベスイスラエルメディカルセンター院長として、平成3年以降20年以上にわたり、米国で卒後臨床研修をうけるという希少な機会を日本人医師に提供・支援し有用な臨床医育成に貢献した。病院統合により巨大なコンティニュームヘルスパートナーズ病院グループとなると研修場所や機会を拡充した。毎年数人単位の研修医をうけいれ、23年間で約150名の日本人医師がこの研修を終了した。研修終了者は日米で約半数ずつ医療者として活躍している。日本に帰国した医師は、教育病院の教職など要職のほか、基幹病院の主要ポストにつくなど指導的立場で、米国の優れた臨床教育の潮流の伝承を担っている。このように日本人研修医を支援することで指導的立場の医療者を育成するとともに、日米医療交流に貢献した。
(2) 日本人への医療サービス拡充に関する貢献
同氏はベスイスラエルメディカルセンターと旧東京海上火災保険会社との提携によって、院内に日本人向け外来クリニックを開設・管理運営し、日本人への医療拡充をはかり、日本人の福祉向上に貢献した。
(3) 日米医学医療交流に関する貢献
同氏は日本でも数多くの学術交流に参加し日米医療の交流に寄与した。専門分野である公衆衛生学の視点から、災害医学、薬物依存をはじめとした嗜癖問題、HIV,AIDSの問題、保健医療施策から病院経営管理にいたる多岐にわたる分野での提言は日本人臨床家や研究者に多くの示唆や影響をあたえた。
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