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第2回邦人医療支援ネットワーク:ジャムズネット会議議事録

日時:2006年4月20日(木)午後16時00分〜18時20分
場所:総領事館19階会議室
参加者:22名
会議進行: 仲本医務官

主テーマ:「日系人の高齢者問題」

主催者挨拶 

本間俊一教授より前回第1回会議では邦人医療支援をしているグループが情報を提供し、互いの活動の理解を深めた。今回は、高齢者問題について、この会でどのような事が出来るのか話し合っていただきたい。

会議の概要

  1. 桜井大使より挨拶。新しい人に会い、新しい仕事への期待がある。ネットワークを立ち上げて頂 いた本間教授及び、参加しておられるグループの活動には領事館として感謝している。又911 のようなテロ対策、非常時の危機管理の一環として皆さんのネットワークへ協力をお願いしたい。 今回の高齢者問題の動向には個人的にも大変興味を持っており、皆さんの活動に対して領事館と して役に立ちたい。

  2. 出席者、グループの紹介が仲本医務官よりあった。総領事館10名、米国日本人医師会4名、日系 人会2名、ジャムズネット14団体16名の紹介。

  3. 新加入2グループの活動紹介。
    (1)WABAS-NY(The Women’s Association for Better-Aging Society, New York)長谷川真人氏(代表 代理)よりWABAS-NYは日本で樋口恵子家政大学教授が代表を務める高齢社会を良くする女性の会 ニューヨーク支部として2002年10月に発足した。

    (2)ST. Mark’s Place Institute for Mental Health今野望氏(Director of Japanese Services ) より、施設は始め1980年東ヨーロッパの人を対象に設立され現在も通院性のメンタルヘルスケア ーセンターとして運営され。現在、5人の精神科医、60人のセラピストが12ヶ国語で人種、 国籍を問わず診療に当たっている。
     
  4. 佐藤首席領事よりテロ、非常時対策における総領事館ボランティアの募集について説明し、協力 の依頼を行なった。登録に関する意見、問い合わせは領事館上村領事212-3718222 EXT. 473ま で。   
     
  5. 本日の議題「日本人高齢者問題について」      
    (1)今年1月に行なわれた高齢者問題意識調査の結果について進藤由美氏(日系人会高齢者問題協議会委員長より報告。ニューヨーク州、ニュージャージー州、ペンシルベニア州、コネチカット州在住、50歳以上に配布、2.026通の回収があり30.0%の回収率であった。意識調査のまとめと検討すべきことして、@ニューヨーク市と郊外に住む高齢者の生活の違いがあり、必要としているサービスに地域差がある。A高齢者に複雑な米国医療保険、その他リーガルアドバイスなどわかりやすく、適切な情報の提供、支援が必要である。B日系の在宅介護、ナーシングホームを望む声にどう対応できるか今後の課題である。C今後、高齢者のニーズを理解するためにニーズ調査が必要である。会に協力いただける方は日系人会、邦人・日系人高齢者問題協議会に連絡ください。

    (2)日系人会・終身顧問江見啓司先生より会員への高齢者支援活動のひとつの医療相談の経緯と2年 半の経験談から、@日本人高齢者が言葉や文化の違い、経済面の問題から自分にあった医師、医 療チームを探す事の難しさ、Aアメリカの医療保険制度の複雑さに振り回される高齢者(日本人だ けでなく)の実態の報告があった。

    (3)米国日本人医師会(JMSA)・安達正純先生より医師会の新しい取り組みとして、3/26/06に行なわ れた「高齢者に対する支援を考える」会の報告があった。

    (4)赤沢文代先生より老人科医(Geriatrician)の立場から、高齢者にはキーパーソンが必要。又、 医療とケアーを総合的に提供するためには医療・看護・介護・ケースワーカー各々の専門性が必 要。高齢者意識調査について今後調査をお願いしたいこととして、高齢になると必ず介護は必要 になる事を前提に、高齢者をさらに年齢別に分け、@どの程度の自立機能があるのかA持病をい くつ持っているのかB医療保険加入・経済状態などをあげた。

    (5)JASSI鳥巣千明(高齢者支援コーディネーター)より活動の現状報告があり、現在会員300名、 主に、@高齢者プログラム、AホットラインBカウンセリングの活動で、高齢者のみならず学生 や成人へ、ハウジングやリーガルアドバイス、カウンセリングをしている。 

    (6)本間俊一教授からナーシングホームの建設等については直ぐに協力出来る事は少ないが、医療サ ービス・ボランティア派遣については直ぐにでも可能ではないか。日系人会が相談窓口になり、 それを医療ネットワークに流してもうらシステム作りをするのはどうかと提案があった。
    これに対して各グループからの意見として、
    @ 高齢者問題協議会議長 木戸晶氏より、日系人会ではホットライン窓口の開設を検討中。支援に関る相談受付ボランテアの数人や在宅介護に関しての人材の確保などNY Visiting Nurse と話し合いを持っている。
    A WABAS-NYの長谷川氏の情報から人材育成に関して、高齢者ケアーの専門トレーニング、情報に関するウエブサイトを活用してほしい。ボランティアに対するトレーニングでは特に高齢者に対しての専門的なトレーニングが必須である。(高齢者の身体的・精神的特徴、車椅子・機材などの利用方法、介助時に起こりやすい事故予防などなど。)
    B 本間教授より、日系人会(JAA),JASSIの高齢者プログラムがオーバーラップに関しての質問があり、JASSI鳥巣氏より、ニューヨーク市から助成金の関係上、ケースを持って活動しなければならないこと。木戸氏より、JAAとJASSIは連携して高齢者の支援をする必要があるとの意見があった。
    C NY de Volunteer 日野氏より介護については専門性を考えるとすぐに活動が可能とは思えない。高齢者を対象にしたメイクアップボランティアなどを日系人会で開催をすることは出来る。
    D YM Medical Network磯角有希氏より、JASSI からの依頼で、会のメンバーが高齢者に在宅看護を行なった。若い高齢者がトレーニングを受けボランティアとして活躍する場を見つけることで生活に張り合いがもてることもある。ボランティア活動を希望する高齢者への情報をわかりやすく提供してほしい。
    E NY州保健精神衛生局坂上恵子氏より、ニューヨーク市ではいろいろな高齢者用トレーニングの情報をウエブサイドで閲覧出来る。現状の高齢者介護としては、今あるサービスを上手に使いながら、将来は日系ボランティアベースの人材で高齢者支援活動が行なえるように発展していく事を望む。 

まとめ

仲本医務官より、高齢者問題の相談窓口として日系人会に窓口になっていただくのが最良と思われる。実際の支援活動を行なう人材については、何処から出てくるのか、高齢者向けトレーニングに必要性など課題は多い。しかし、ジャムズネットでの情報の共有やお互いの活動を知る事により次の段階に進む事が出来るとまとめられ、次回までに、リソースのリストを作成する事を決め、閉会となった。

 
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