【注意喚起】空港、ターミナル駅やイベント会場等における違法タクシー被害
令和8年5月19日
- ニューヨークやフィラデルフィアなど主要都市の空港、ターミナル駅やイベント会場等において、違法タクシー(白タク)の被害が数多く報告されています。ニューヨークにおいては特にJFK国際空港での被害が多発しており、マンハッタンまで通常100ドル程度(税・チップ込み)のところ、500ドル以上の法外な金額を請求されることがあります。
- 空港における白タクの勧誘は、空港職員や配車アプリの係員を装うなど手口は非常に巧妙化しています。公式の「Ground Transportation(地上交通)」標識に従い、指定の乗り場から乗車してください。
- 万が一白タクに乗車してしまい、法外な請求を受けた場合は、身の安全を最優先してください。身体に危害が及ぶと感じた場合は無理に抵抗せず、請求額を支払い、降車して安全を確保した後に、速やかに警察や当局へ通報してください(ただし、一度支払った金額は取り返せません)。
1. 主な被害例
ニューヨークやフィラデルフィアなど主要都市の空港、ターミナル駅やイベント会場において、違法タクシー(以下、白タク)の被害が数多く報告されています。
特にニューヨークのJFK国際空港での被害が多発しており、マンハッタンまで通常100ドル程度(税・チップ込み)のところ、500ドル以上の法外な金額を請求されることがあります。
白タクに乗ってしまうと、降車時に法外な金額を請求されるだけでなく、身体に危害が及ぶ可能性があり、大変危険です。
JFK国際空港に到着し、屋外でUberを手配をしようとアプリを操作していたところ、トランシーバーを持った配車係員らしき人物に声をかけられた。アプリ操作中であることを伝えると、Uberで配車完了である偽の画面を見せられ乗車を促された。案内された車に乗車したところ、到着時に400ドルを現金で請求され、白タク被害に遭ったことが分かった。
【具体例2】
正規の乗り場でタクシー(イエローキャブ)を待っていたところ、スタッフ風の男から「深夜はイエローキャブは来ない。タクシーはあっちだ」と声をかけられた。料金を訪ねると「メーターによる」と曖昧な回答で、車内にもメーターが確認できなかったが、空港スタッフの身分証を見せられ、無理やり荷物を引っ張られたため、誘導に従ってしまった。結果、その車両は白タクであり、高額な運賃を請求された。
【具体例3】
JFK国際空港に到着し、タクシー乗り場を探していたところ、インカム(ヘッドセット)を付けた空港職員を名乗る女性から目的地を訪ねられた。「マンハッタン」と答えたところ、「現在、JFK空港は工事中のため、行き先によって乗り場が異なる。マンハッタン方面は別の場所だ」と虚偽の説明を受けて誘導された。車両が黄色ではないことを指摘したが、「マンハッタン行きの車は黄色ではなくこの車で問題ない」と言われ、荷物もトランクに積まれてしまったため断り切れずに乗車した。マンハッタンに到着した際、500ドル以上の法外な金額を請求をされ、白タクであると判明した。
【具体例4】
配車アプリ(Uber/Lyft)から車を手配し、車を待っていたら、目の前に止まった車の運転手から「Uber?」と声をかけられ、すぐに乗車した。しかし乗車した車は自分が手配した車ではなく、人気のない場所に連れて行かれ、現金を強奪された。
2. 被害に遭わないために
空港や駅に到着後は、他人の声かけは無視し、公式の案内標識に従って移動することを最優先にしてください。
(2)必ず「指定の乗車場所」から乗車する
正規タクシー(Taxi Stand)や配車アプリ(App Pick-up Area)は、乗車場所が決まっています。指定場所以外からの乗車は絶対に避けてください。
(3)偽の「空港職員」や「配車係員」に騙されない
空港職員やUberのスタッフを装った巧妙な勧誘が多発しています。声をかけられても一切応じず、無視するか毅然と断ってください。
(4)正規の交通手段のみを利用する
現地で移動する際は、公式乗り場から正規タクシーに乗るか、自身のスマホアプリの配車アプリ(UberやLyft等)から直接配車を手配してください。
※ JFK空港からニューヨーク市内へ異動する場合、日中は電車(エアトレイン+地下鉄等)も利用可能ですが、治安の観点から早朝・夜間の利用はお控えください。
(5)乗車前に、自分が手配した車両か必ず確認する
配車アプリ(UberやLyft等)から車を手配した場合は、乗車する前に、自身のスマホアプリに表示された車両番号と車のナンバープレートが一致しているか必ず確認してください。
(6)イベント会場やホテル周辺でも警戒する
スタジアム、コンサート会場、観光名所、大型ホテルなど、多くの人が集まる場所でも白タクの被害が発生しています。空港や駅と同様に細心の注意を払ってください。
3. 万が一乗車してしまったら
(1)車両や人物の特徴を速やかにメモする
白タクだと気づいた時点で、車の「車種・色・ナンバープレート」、および運転手の特徴を速やかにメモ(または気付かれないようスマホで撮影)してください。
※「別の客」を装った共犯者が同乗しているケースもあるため注意が必要です。
(2)身の危険を感じたら抵抗せず、安全確保を最優先する
高額請求に対し、相場での交渉が難しい場合や、危険を感じる場合は無理に抵抗せず、支払いを済ませて下車してください。安全な場所に避難したあと、速やかに警察(911)へ通報してください。
(3)不審な書類には絶対に署名(サイン)しない
後に違法性を問われないための「契約書」と称して、署名を求められることがあります。内容が分からない場合は安易にサインしないでください。出発前なら即座に降車し、すでに走行中の場合は無理に車を止めようとせず、目的地等に到着してから対処してください。
(4)車内で提供される飲料水などには絶対に手をつけない
運転手から「冷たい水」などを勧められても、絶対に口にしないでください。睡眠薬等を混入させ、意識を失わせた上で金品を奪う「睡眠強盗」の被害も報告されています。
(5)クレジットカード決済をした場合は、速やかにカード会社へ相談する
もしカードで支払ってしまった場合は、すぐにカード会社へ連絡し、詐欺被害による請求として「異議申し立て(Dispute)」ができるか相談してください。
【重要】ニューヨーク市における「営業用車両(タクシー・ハイヤー・配車サービス等)」の見分け方
- ライセンスプレート
ニューヨーク市(NYC)の正規営業車両は、プレート下部の刻印で識別できます。
- ・タクシー:
-
ライセンスプレート下部に「TAXI」と刻印されています。
タクシーでは、ライセンスプレート下部に「TAXI」と刻印 - ・ハイヤー・配車サービス:
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ライセンスプレート下部に「T&LC」と刻印されています。
ハイヤー・配車サービスでは、ライセンスプレート下部に「T&LC」と刻印
※ 配車アプリ(Uber等)を利用する際は、アプリに表示された番号とライセンスプレートの番号が完全に一致しているか必ず確認してください。
- 外見の特徴
- ・タクシー:
- 車体が黄色(一部地域では緑色もあり)で、屋根にライトがあります。
- ・ハイヤー・配車サービス:
- ハイヤーは黒が一般的、配車サービスは一般車が基本であるため、外見上の目立つ特徴はありません。
- 公式ライセンス及びステッカー
- ・公式ライセンス(顔写真付き):
- 助手席前や前後席を仕切るパーテーション部分に常時掲示されています(掲示がない場合は違法車両です)。
- ・ステッカー:
- フロントガラス下部(または後部座席の窓)に車両のライセンス番号や有効期限が記載されています。
【公式ライセンス】
すべてのドライバーはTLCライセンスを掲示する必要があります 【ステッカー】
TLC車両にはすべて、TLCライセンス番号と有効期限を示すステッカーが貼付されている必要があります - 利用方法
- ・タクシー:
- 街中で手を挙げて止めるか、空港やスタジアム等では指定の「公式タクシー乗り場」から乗車してください。
- ・ハイヤー:
- 事前予約で指定された場所から乗車してください。
- ・配車サービス:
- スマホアプリでの事前予約が必要です。空港やスタジアムでは指定の「配車アプリ専用の乗り場」から乗車してください。
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NYCタクシー・リムジン委員会 (TLC)
https://www.nyc.gov/site/tlc/index.page
(ページ内翻訳で日本語表示が可能) -
JFK国際空港(ニューヨーク州)
https://www.jfkairport.com/transportation/taxi-service -
ニューアーク国際空港(ニュージャージー州)
https://www.newarkairport.com/transportation/taxi-service -
ラガーディア空港(ニューヨーク州)
https://www.laguardiaairport.com/transportation/taxi-service -
フィラデルフィア国際空港(ペンシルベニア州)
https://www.phl.org/getting-around/taxis-and-limousines