令和6年春の叙勲

令和6年4月29日
4月29日、日本国政府は、令和6年春の叙勲受章者を発表し、在ニューヨーク日本国総領事館管轄地域では2個人が受章されました。
  1. ダニエル・ラッセル(Daniel Russel)氏
    ダニエル・ラッセル氏
    元 国務省東アジア・太平洋担当次官補
    現 アジア・ソサエティ政策研究所国際安全保障・外交担当副所長
    勲章名:旭日中綬章
    功績:外交分野における日米間の協力関係の促進に寄与

    ダニエル・ラッセル氏は、オバマ政権下で国務省東アジア・太平洋担当次官補を務め、在任中、日本や韓国等との同盟関係の強化、ASEAN、APEC、G20等の多国間組織との米国の関与の深化、アジア太平洋地域の新興国との協力拡大等、オバマ大統領のアジア太平洋地域への戦略的リバランス政策の策定に貢献しました。また同氏は、アジア・ソサエティ政策研究所国際安全保障・外交担当副所長として、日本を含むアジアに関する政策イベントを展開し、アメリカ合衆国の文化・経済等の中心地であるニューヨークにおける日本に関する発信に貢献してきました。
  2. フランク・K・アップハム(Frank K. Upham)教授
    元 ニューヨーク大学法学部教授
    勲章名:旭日中綬章
    功績:アメリカ合衆国における日本研究の発展及び日米間の相互理解の促進に寄与

    フランク・K・アップハム教授
    フランク・K・アップハム教授は、全米のロースクールの中でも屈指のレベルを誇るニューヨーク大学ロースクールにおいて、長年日本研究の第一人者として活躍し、特に日本の社会経済と法の発展、ジェンダーなどの分野で、ニューヨークを起点に米国内における日本法の理解促進に貢献しました。また、教育者として、米国、及び日本を含むアジア諸国の法曹・法学研究者交流を積極的に進め、日本の法曹界のグローバル化促進や日米・アジアの法曹界のネットワーク構築にも貢献してきました。

在ニューヨーク日本国総領事館は、ラッセル氏とアップハム教授がこれまでに果たしてこられた功績に深甚なる敬意を表します。