ニューヨークにおける治安状況(注意喚起)

2022/5/23
・5月22日、ニューヨーク市の地下鉄内において銃を使った事件が発生しました。
・また、在留邦人に対する暴力事件の報告が増えていますので、安全対策に御留意ください。

1 5月22日、ニューヨーク市マンハッタン地区内を走行中の地下鉄(Qライン)車内で銃撃事件が発生し搬送先の病院で男性の死亡が確認されました。犯人は現在逃走中であり、捜査が続けられていますが、目撃者の証言によれば犯人は電車内を歩き回り、突然被害者に対し至近距離で発砲したとのことです。現時点では犯人と被害者の関係は不明ですが、突発的な事件だった可能性もあります。

2 今年に入ってから、ニューヨーク市内では地下鉄内での犯罪が複数発生し、このうち少なくとも2件は殺人事件に発展しています。また、14日にはバッファロー市のスーパーマーケットにおいて、10人が死亡する銃乱射事件が発生するなど、身近な生活圏において銃を使った犯罪が目立つようになっています。いずれの事件も日常生活において避けることのできない公共交通機関やスーパーマーケットでの銃犯罪であり、日中や多くの方が活動する時間帯において、予測不可能な急展開となった事件です。

3 さらに、銃を使わない一般的な暴力事件についても増加傾向にあります。最近、在留邦人の方が被害にあったケースでは、以下のような事案が当館に報告されています。特に女性や子供に向けられる暴力が目立っています。いずれも事前に危険を察して行動することが難しく、一歩間違えば命にかかわる暴力事件です。
(1)4月27日夕方、ニューヨーク市マンハッタン区23丁目の5th Aveと6th Aveの間を保護者と一緒に歩行していた在留邦人の子供が、前方から歩いてきたビジネスマン風の男に突然無言で顔を蹴られて転倒して手を負傷した。
(2)5月3日20時30分頃、5th Ave と28th St 交差点の横断歩道を1人で歩行していた邦人女性が、背後から突然男に突き飛ばされて路上駐車中の車に激突して倒れて怪我をした。
【NYPD】(犯罪統計4月)昨年同月比、暴力事件が増加しています。
 https://www1.nyc.gov/site/nypd/news/p00044/nypd-citywide-crime-statistics-april-2022
 ※本年4月の主要犯罪発生総数は9,463件で昨年同期から43.5%の増加となっています。また、強盗(41.5%増)、重窃盗(43.5%増)となっています。

4 在留邦人の皆様におかれましては、治安情勢に十分注意し、通常の生活においても安全対策に御留意いただきますようお願いいたします。身近に銃があることを認識しつつ、例えば通勤中途次や会社内、或いはレストランやスーパーマーケットなど、日常ひとりで行動したり、家族と一緒に行動したりするときに、銃や暴力事件に巻き込まれた場合にどのような安全対策が取れるのか、その後の警察や病院への通報はどのようにすべきかなどを御家族や同僚の方と一緒に考え、その時、自分の取るべき行動をあらかじめイメージしておくことで、慌てず迅速な対処、或いは事件回避ができるかもしれません。また、常に周りに気を配っておくことが重要です。

 安全対策においては危険な場所に近付かないことが最も重要です。当館としても、在留邦人の皆様の安全な生活の実現に努力したいと考えておりますので、被害に遭われた場合はもとより、お気づきの点がありましたらお知らせ頂ければ幸甚です。