治安情勢に関する注意喚起(6月10日)

令和4年6月10日
○治安情勢に関する注意喚起です。 1 NYPD発表の5月の犯罪統計  今般、5月の犯罪統計が発表されました。主要7犯罪(殺人、強姦、強盗、加重暴行、侵入窃盗、多額窃盗、自動車盗)すべてにおいて、対前年同期比で増加(8、149件→10、414件)していることが判明しています。一方、発砲事件(172件→118件)、ヘイトクライム(73件→63件、対アジア系件数:15件→7件)は、いずれも前年同期比で減少しています。 【NYPD5月統計】  https://www1.nyc.gov/site/nypd/news/p00050/nypd-citywide-crime-statistics-may-2022 2 銃撃事件の増加  今年に入り、全米各地において4人以上が死傷する、いわゆる「マス・シューティング」が断続的に発生しています。最近の報道によれば、今年5月までの銃を使った事件の発生件数は、既に昨年1年間の総数と同程度になったとしており、増加傾向にあります。  当館管轄内においても、5月14日のバッファロー市におけるスーパーマーケットでの銃撃事件や6月4日のフィラデルフィア市におけるギャング同士の夜間銃撃事件など、多数の死傷者を伴うマス・シューティングが発生しています。 3 対策とお願い  こうした犯行の場所や時間は様々であり、予め安全対策を講じることが困難なケースもありますが、常に安全対策に御留意いただき、特に夜間の外出は極力控えるようにしてください。  以下は、米国国土安全保障省が作成した銃撃事件への対処方法をまとめた資料です。不測の事態に備え、御参考にしてください。 【国土安全保障省:ACTIVE SHOOTER HOW TO RESPOND】  https://www.dhs.gov/xlibrary/assets/active_shooter_booklet.pdf   安全対策においては、危険な場所に近付かないことが最も重要です。当館としても、在留邦人の皆様の安全な生活の実現に一層努力したいと考えております。被害に遭われた場合はもとより、お気づきの点等ございましたら、ぜひお知らせください。  当館としても、最近の治安情勢をふまえNYPDやFBIなどの治安当局とも緊密に連携し、邦人の安全確保への協力を要請しています。有事の際に緊急通報で英語でのコミュニケーションに不安がある場合でも、911に電話し「Japanese、 Please」と言えば、通訳を通じて日本語で対応するとのことですので、改めて御案内申し上げます。 【森大使よりマイケル・ドリスコルFBIニューヨーク支局長への要請】 https://twitter.com/JapanCons_NY/status/1533901540674576384?cxt=HHwWgICpxeDUwckqAAAA