令和6年度 外務大臣表彰

令和6年8月1日

  8月1日、外務省は令和6年度外務大臣表彰受賞者を発表し、在ニューヨーク日本国総領事館管轄地域では3個人が受賞されました。
 
 外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、我が国と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を国民各層にお願いすることを目的としています。
 

スーザン・マーシュ・エリオット 全米外交政策委員会会長兼CEO 
  同人は、2018年に米国シンクタンクの全米外交政策委員会の会長に就任。以降4度来日し、日本政府関係者に米国の外交政策や東アジアの安全保障問題についてブリーフィングを行うと共に意見交換を行っている。また日本の民間有識者との交流も活発に行い、日本国際フォーラムと共催で米朝関係と東アジアの安全保障(2018年)、日米韓三極会合(2019年)、並びに日米同盟の地域安全保障協力に関するラウンドテーブル(2022年)を実施し、東アジアにおける日本の重要性や、日米同盟の重要性について発信。


ジョン・T・カーペンター メトロポリタン美術館日本美術キュレーター
 同人は、2011年以降現在に至るまで、世界有数の日本美術作品の収蔵を誇るメトロポリタン美術館で日本美術キュレーターを務め、同美術館における収蔵品の管理や、数々の展覧会の企画実施、日本の書道や絵画、木版画といった日本美術に関する書籍の出版等を通じて日本美術の普及に尽力。世界各国の文化芸術が集う都市ニューヨークで日本美術の魅力を積極的に発信し続けることで、米国における親日家層の維持拡大や親日感情の醸成に貢献している。
 

塩谷 陽子 ジャパン・ソサエティー芸術監督
 同人は、2006年にジャパン・ソサエティーの芸術監督に就任。同人が手がける日本の舞台芸術(歌舞伎、能等の古典芸能、現代演劇、ダンス、音楽)公演や専門家によるレクチャーが米国人の間で好評を博している他、米国人アーティストに何らかの形で日本との関わりがある(日本の伝統技術等)新作を委嘱するプログラムを立ち上げる等、日米の相互理解及び友好親善の促進に寄与。また、日本の舞台芸術や日米コラボレーション作品の北米ツアーのプロデュース等も行っており、広報・文化事業の振興においても貢献している。
 
在ニューヨーク日本国総領事館は、両氏が当地においてこれまでに果たしてこられた功績に深甚なる敬意を表します。