盗難等の犯罪被害に遭った場合

令和5年8月25日

1　緊急ダイアル「911」

日本では警察は「110番」、消防や救急車は「119番」ですが、アメリカでは両方とも「911」です。緊急事態が起きた時は「911」を回し、オペレーターが出るまで待ってください。「ジャパニーズ・プリーズ」と言えば日本語通訳につないでもらえます。

また、緊急ではない困りごとや相談は「311」に電話してください。

2　窃盗・盗難等の被害にあったらまず警察署に被害届を

窃盗や盗難、詐欺などにより財産被害にあったら、まず最寄りの警察署に被害の事実を届け出て、ポリス・レポートを作成してもらいましょう。ポリス・レポートは盗まれた物品の保険請求やパスポートの再発給などの際に必要となります。

なお、警察にポリス・レポートを作成してもらうために、被害届を提出する必要がありますが、被害届の書き方について、被害に遭われた方がローマ字で簡単に記入できるよう日本語訳付きの「被害届作成依頼書（PDF）」を用意しましたので、書式を印刷の上、記入し警察署に届け出のためにご利用ください。

3　パスポートを紛失した場合

パスポートを紛失した場合は、まず最寄りの警察に行ってポリス・レポートを作成してもらい、それを持って総領事館でパスポートの再発給の申請をしてください。また、パスポートの再発行や帰国のための渡航書の発行には、戸籍謄本等が必要です。紛失に気づいた時点で、本邦のご親族等に協力を依頼してください。必要書類の詳細はこちら。

4　手持ち資金が不足した場合　

資金の入手
◆ クレジットカード会社からの緊急キャッシングサービス
クレジットカード会社から緊急キャッシングサービスにて送金を受けることが出来る場合があります。詳しくは、クレジットカード会社にお問い合わせださい。

◆ クレジットカードの緊急発行
詳しくは、クレジットカード会社にお問い合わせください。

◆ ウエスタンユニオンによる国際送金サービス
日本国内のウエスタンユニオンの代理窓口で又はオンラインで送金手続きを行い、米国内のウエスタンユニオン代理店で、現金を受け取ることが出来ます。
　　ウエスタンユニオン
※ 現金を受け取る際、身分証明書が必要であり、パスポートの盗難にあっている場合には知人等第三者の協力が必要です。協力者がいない場合は、当館にご相談ください。
※ 日本国内から送金する際には、マイナンバーが求められます。

ホテルや航空券の確保
◆ 親族や知人等にオンラインでの予約・支払いを依頼することでホテルに宿泊したり、航空機に搭乗することができます。

5　クレジットカード、携帯電話等を亡失した場合　

クレジットカードや携帯電話会社に連絡し、停止の手続きをしてください。

6　第三国の滞在許可、ビザを亡失した場合

取得した国の大使館等の在外公館や受入れ機関に連絡し、再入国に可否や再取得の要否を確認してください。

7　総領事館への通報

邦人の方が犯罪被害に遭われた際には、事案の概要を当館のEメールアドレス（ ryoji@ny.mofa.go.jp ）又は代表電話（212-371-8222）にご一報いただくようにお願いします。邦人の皆様が同様の被害に遭わないよう、ご報告いただいた内容に応じて、注意喚起などを行います。

なお、当館から日本語の通じる弁護士リストや通訳リストを提供することができますので、事案をご報告いただく際にお気軽にお問い合わせください。その他当館が行う支援の詳細は、「総領事館のできること」をご確認ください。

8　国外での犯罪行為により被害に遭われた方・ご遺族の方へ

国外犯罪被害弔慰金等の支給に関する法律（平成28年法律第73号）により、国外犯罪により死亡した被害者のご遺族に国外犯罪被害弔慰金が、障害が残った被害者の方に国外犯罪被害障害見舞金がそれぞれ支給される制度があります。詳細はこちら。