偽造旅券の不正使用による邦人逮捕も
変造・偽造された日本のパスポートが不正入国などの犯罪に利用されるケースが頻繁に起きていますが、こうした犯罪に関連して日本人が逮捕・拘禁されるという下記のような事例が増えています。
最近、特にヨーロッパ、北米、東南アジアなどで不正入国に絡んで日本人が各地の警察当局に逮捕・拘禁されるという事件が増えています。具体的には、無料航空券や一定の報酬と引き替えに日本の変造・偽造旅券を所持する外国人との旅行を持ちかけられた日本人が、旅行の出発地、経由地または目的地などで偽装が判明し逮捕・拘禁されるというものです。日本人本人が有効な正規のパスポートを所持していたとしても、変造・偽造旅券を利用した不法な出入国を手助けした(不法出入国幇助(ほうじょ))という容疑がかけられ、逮捕されてしまうのです。
こうした犯罪に巻き込まれないようにするためには以下の点にご注意下さい。
- 謝礼や無料航空券などと引き替えに外国人との旅行を持ちかけられても応じないこと。
- 正規のパスポートを所持していても、不法入国の手助けをしたと見なされた場合逮捕・拘禁されることを十分認識すること。
犯罪に巻き込まれるおそれや疑わしいことがあれば、直ちに現地の警察や日本国大使館・総領事館(在ニューヨーク総 212-371-8222)に御連絡下さい。
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