最近、いくつかのウエッブサイト上の掲示板における詐欺事件が多発していますので、ご注意下さい。
[被害の手口]
不動産関係(ルームメイト募集)
- ウエッブサイト上の掲示板に掲載された「ルームシェア募集」等のお知らせを見た入居希望者がメールや電話で連絡をすると、部屋の写真をメールにて紹介する等、あの手この手で入居希望者を安心させた上、ディポジットを支払った方を優先する(すぐにディポジットを支払わないと他の希望者を優先する)と言って、早急にディポジットを支払うよう要求してくる。
- 入居希望者が、銀行振込や小切手にてディポジットを支払うと連絡が取れなくなり、募集内容に記載されたアパートも存在していないことが判明する。
物品の売買関係(偽造小切手)
- ウエッブサイト上の掲示板に物品(例:テレビ)の「売りたし」のお知らせを掲載したところ、購入希望者からメールで買いたいとの連絡があり、その後、購入代金として小切手が送付されてくる。
- 受け取った小切手を銀行口座にディポジットすると、一時的に入金された形になるので、安心して物品を先方へ渡した数日後、銀行より、ディポジットされた小切手は偽造であることが判明したので、入金はできない旨連絡がくる。
- 先方へメールにて連絡を試みるが、連絡が取れなくなる。
[被害にあったら]
最寄りの警察署へ被害を届け、ポリスレポートを作成してもらってください。
[被害を防止するために]
- ウエッブサイト上の掲示板を通じて見ず知らずの第3者とアパートのルームシェア、物品の売買等の取引を行う場合は、メールのみでの連絡に頼らず、相手の人定事項をしっかりと確認するよう心がけてください。
- 特に不動産関係取引(アパートのルームシェア等)でディポジットを支払うよう要求された場合は、支払う前に改めて相手の人定事項を確認すると共に実際の物件を確認(要すればアパートの管理人にアパートの状況につき照会)するとよいでしょう。また、支払いの際には、領収証を受け取ると共に契約書を作成することをお勧めします。
- 物品の売買で、代金として小切手を受け取った場合は、小切手が完全にクリアーになる(口座に確実に入金される)まで、物品の引き渡しを控えた方がよいでしょう。小切手がクリアーされるまでには銀行にもよりますが、数日から1週間前後かかっているようです。
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