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2007年5月31日 |
コンタクトレンズ洗浄液の自主回収について
- 5月26日、米食品医薬品局(FDA)は、Advanced Medical Optics of Santa Ana社製のコンタクトレンズ洗浄液Complete MoisturePlus Multi Purposeの自主回収を発表しました。同社は、まれですが重篤な感染症であるアカントアメーバ角膜炎の発生と関係があるとの疾病管理センター(CDC)の調査を受け、リコールを開始しました。
- ソフトコンタクトレンズ使用者で、この洗浄液を使っている方は、ただちに使用を中止し、残りの製品を廃棄してください。
- アカントアメーバ角膜炎は、角膜移植が必要になる視力障害を引き起こす事があります。上記を使用されている方は、代替の洗浄・消毒液について医師にアドバイスを求め、またもし眼感染症の症状が発生した場合には早めに治療を受けてください。眼痛や目の発赤、視力障害、光過敏症、目の違和感、流涙過多など他の感染症と同様の症状ですが、アカントアメーバ角膜炎は治療が難しい病気です。通常コンタクトレンズ使用者の100万人に2人程度の発生率とされていますが、Complete MoisutrePlus洗浄液使用者の場合、頻度は7倍以上になっているとしています。
- FDAは、コンタクトレンズ使用者に次のような注意をよびかけています。
- シャワー、水泳等コンタクトレンズが水に接する可能性がある場合には、事前にコンタクトレンズをとること
- コンタクトレンズを扱う前には石けんと水で手を洗って乾かすこと
- 専門家のガイドライン、指示に従ってコンタクトレンズを洗浄すること
- 定期的に専門家の診察を受けること
- 専門家の指示に従ってコンタクトレンズの装着、取り替えを行うこと
- コンタクトレンズは適切な場所に保存すること
参照:FDAサイト
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