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平成19年秋の叙勲受章者発表

2007年11月7日

日本国政府は、11月3日、平成19年秋の叙勲受章者を発表しました。

当館関係では、外国人叙勲としてメトロポリタン美術館館長兼CEOのフィリップ・デ・モンテベロ氏及び米日財団理事長のジョージ・パッカード氏にそれぞれ旭日重光章が授章されることとなりました。

伝達式は今後ニューヨークにて行われる予定です。

フィリップ・デ・モンテベロ(Philippe de Montebello)
   
メトロポリタン美術館館長兼CEO
  1. 勲章名:旭日重光章
       (The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Star)

  2. 主要学歴・経歴
    (学歴)
    昭和33年6月 ハーバード大学卒業(美術史学専攻・準最優等)
    昭和36年9月〜昭和38年6月 ニューヨーク大学インスティテュート・オブ・ファイン・アーツ在籍
    昭和51年2月 同インスティテュート美術史学修士号取得
    (経歴)
    昭和38年2月〜昭和44年9月 メトロポリタン美術館ヨーロッパ絵画部学芸員補、副学芸員、准学芸員
    昭和44年9月〜昭和49年1月 ヒューストン美術館館長
    昭和49年7月〜昭和52年6月 メトロポリタン美術館副館長(学芸員・教育事業担当)
    昭和52年7月〜昭和53年5月 メトロポリタン美術館館長代理
    昭和53年5月〜平成11年1月 メトロポリタン美術館館長
    平成11年2月〜現在 メトロポリタン美術館館長兼CEO
  3. 功績概要

    モンテベロ氏は、メトロポリタン美術館の館長として、同館所蔵作品を日本の美術館へ積極的に貸出し、それらの作品を通じて世界の美術を日本に紹介、日本美術界の発展に寄与したほか、同美術館において日本の美術品を常設展示するための日本ギャラリーの開設、日本美術の特別展の開催を通じて世界へ日本美術を紹介した点でも功績が認められる。個人的にも日米、及び各国の要人間の友好親善を深めるために積極的に活動を続けている。芸術に対する情熱、明確なビジョン、類まれなるリーダーシップで氏が日本美術のすばらしさを西洋人の間に浸透させることに尽力し続けていることは大きな評価に値する。

     美術関係者の教育・育成にも熱心で、同美術館のアジア芸術部門の日本美術専門家と日本の大学、美術館の学者等の間で積極的に学術交流を行っている。さらに、同人の指揮の下、同美術館は日本の重要な美術作品を精力的に購入しており、初期の絵画、彫刻から現代の陶器と幅広い同美術館のコレクションを益々充実させている。

 

ジョージ・パッカード(George Packard)
   
米日財団理事長
元 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院長
  1. 勲章名:旭日重光章
       (The Order of the Rising Sun, Gold and Silver Star)

  2. 主要経歴
    • 昭和7(1932)年5月27日生
    • 昭和29(1954)年 プリンストン大学英文・人文学部卒業
    • 昭和34(1959)年 タフツ大学フレッチャー外交大学院卒業
    • 昭和38(1963)年  タフツ大学フレッチャー外交大学院博士号取得
    • 昭和38(1963)年〜昭和40(1965)年  ライシャワー元駐日大使特別補佐官
    • 昭和40(1965)年〜昭和42(1967)年  「ニューズウィーク」誌ワシントン特派員
    • 昭和42(1967)年〜昭和44(1969)年  「フィラデルフィア・ブレティン」紙特派員
    • 昭和44(1969)年〜昭和50(1975)年 「フィラデルフィア・ブレティン」紙編集長
    • 昭和51(1976)年〜昭和54(1979)年 ウッドロー・ウィルソン国際問題研究所副所長
    • 昭和54(1979)年〜平成 5(1993)年 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院長
    • 平成59(1984)年〜平成10(1998)年 ジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院ライシャワー東アジア問題研究所長
    • 平成 6(1994)年〜平成10(1998)年  国際大学学長
    • 平成10(1998)年〜現在 米日財団理事長

  3. 功績概要

     パッカード理事長は、米国の日本研究家として、米国における対日理解の促進に寄与するとともに、日米の友好親善に多大な功績を上げてきた。

     特に、1980年代から1990年代前半の日米貿易摩擦の時期において、「日本異質論」が声高に叫ばれる中、米国主要紙における寄稿等を通じてそれに反論し、正しい対日理解を呼び掛け、米国世論形成に貢献した。

    また、米国における日本研究の権威として、米国の名門大学であるジョンズ・ホプキンス大学高等国際問題研究大学院の学院長を務め、日本研究に貢献するとともに、日本研究の後進育成に貢献した。

    さらに、米日財団理事長として、米日の若手リーダー交流プログラムの立ち上げに関わり、次世代に向けた米日友好親善の基盤を構築してきた。

(c) Consulate-General of Japan in New York
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