在米日系人リーダー招聘プログラムの実施とマリアン・ヨシオカ・コロンビア大学準教授の参加について
2009年2月25日
この度、日本国外務省及び国際交流基金日米センターは、全米各地より13名の日系人リーダーを選抜し、2月26日より3月8日にかけて日本に招待することとなりました。この日系人リーダー招聘プログラムは、今年で9度目の実施となります。ニューヨークからは、日系三世で、コロンビア大学社会福祉学スクールのマリアン・ヨシオカ準教授が参加します。
訪日中、一行は東京、京都、沖縄に滞在し、国会議員、外務省関係者、経済関係者、在京米国大使館関係者をはじめ、日本の各分野で活躍するリーダー達と意見交換を行う予定です。また、3月5日(木)には国際交流基金主催、全米日系人博物館協力により、沖縄において日系米国人に関するシンポジウムが開催され、一行のうち3名がパネリストとして参加予定です。今回の代表団には、例年通りアイリーン・ヒラノ全米日系人博物館執行顧問が団長として同行します。
ニューヨークから参加するマリアン・ヨシオカ準教授は、社会福祉学博士号と家庭セラピストの資格を修め、社会福祉学の大学院としては全米最古にして現在最も革新的なコロンビア大学社会福祉学スクール(CUSSW)の準教授及び教務部長を務めています。彼女の研究は、アジア系移民を含むマイノリティ家庭でのドメスティック・バイオレンス問題を扱うなど、多岐に亘り、社会福祉サービスに関わる世界の大学・諸機関に役立てられています。ヨシオカ氏の父方の祖父は長崎県出身、母方の祖母は愛媛県出身で、1915〜17年に日本からカナダの西海岸に移住しました。
日系人リーダー招聘の目的は、日系米国人と日本人の相互理解を促進し、長期的な関係を強化すること、また、日米関係前進のために日系米国人が担っている役割を更に強化する方策を発展させることにあります。本プログラムは本年で9回目の開催であり、ニューヨークからはこれまでに計5名が参加しています。
- 本件訪日プログラム及びヨシオカ氏への取材に関するお問い合わせ:
- 在ニューヨーク総領事館 総政務部 三浦恵子領事
- 直通:212−418−4487
- Eメール: