米国政府は、4月2日、2004年9月30日までにUS−VISITプログラムの対象を、査証免除者(ビザ・ウェイバー)対象者(観光・商用等90日以内の短期滞在者)に拡大するとの方針を発表しました。 US−VISITプログラム(Visitor and Immigrant Status Indicator Technology)とは、2004年1月5日よりアメリカ合衆国が導入した新たな出入国管理システムであり、査証(ビザ)を所持して米国に入国する渡航者に対し、出入国港において指紋のスキャン(機械による自動読み取り)や顔写真の撮影等を実施するものであります。 今回、これら査証を所持して入国される方に加え、本年9月30日までに、90日以内の短期滞在(観光・商用)目的で、査証なしで入国される方がUS−VISITプログラムの対象となることとなります。なお、14歳未満、80歳以上の渡航者は引き続き同プログラムの対象からは免除されます。 2001年9月11日の同時多発テロ事件以降、米国の出入国管理制度は大変強化されており、滞在期間等も厳格に適用されております。米国渡航の際には滞在期間内に必ず出国できるよう余裕を持った計画を立てられることをお勧めします。 |