最近、ビザカードを始めとするクレジットカード発行会社の職員を装った詐欺が発生しています。これらクレジット詐欺者があなたの自宅等に電話をしてくる際には、すでにいろいろなルートであなたのカード番号、住所、連絡先を入手した上で電話しているはずです。彼らの目的は、あなたのカードの裏面にある3桁のPIN番号を入手し、悪用するためであり、この詐欺被害に遭わない様、NY市警は以下のとおり電話によるカード詐欺のアプローチの手口を公開しているのでお知らせします。
〔詐欺の手口〕
それはこのような電話から始まります
この質問に「いいえ」と答えると電話は次のように続きます。
「それではこの金額を補填致します。当社は、この会社を以前より監視下に置いていますが、ほとんどのカードについて、要注意とされる500ドルを超えないすれすれの金額として297ドルから497ドルの範囲で悪徳商法を行ってきています。次回のステートメントが届く前に補填用金額をお宅まで郵送致しますが、住所はこれでよろしいですね(とあなたの住所を読み上げます)?」。
あなたが「はい」と返事をすると、更にこう続きます。
「それではただいまより詐欺行為について調査を開始いたします。これに関してご質問がございましたらお手持ちのカードの裏にある1−800の番号(通常ビザの場合は1−800−VISA)にお電話いただき安全保障担当にお尋ねください。この調査について、あなたの安全確保の為のコードは次の番号です。(と言って6桁の番号を読み上げる)。もう一度番号を繰り返しましょうか?」
ここからがこの手の詐欺の最も重要な部分です。
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電話の主は上記のやり取りの後、あなたが自分のビザカードを今でもお持ちかどうかの確認のためと偽って次の事を聞いてきます。「カードの裏をご覧頂くと7桁の番号が記されています。最初の4桁はあなたのカード番号で後の3桁はカード所持人が確かにあなたであることを確認する為の安全保障番号になっています。これら3桁の番号がインターネットで物を購入する際のカードを実際貴方がお持ちかどうかの確認に使われます。」と説明した後、最後の3桁の番号を電話口で読み上げる事を要求してきます。この3桁の番号を聞くとすぐに「その通りです。あなたが、カードを紛失あるいは盗難されたのではなく、確かにお持ちである証拠にこの番号が必要だったんです。他にこの件に関してご質問がございますか?」
お客様が「いいえ」と答えると
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「もし何かご質問等ございましたら遠慮なくお電話ください。」と言って電話を切ります。電話の主からは今後質問も、貴方のカード番号を聞くこともありません。詐欺師の欲しいのはカードの裏にある3桁のPIN番号なのです。この番号を言ってはいけません。
そして、電話の相手に、今あった会話の内容を確かめる為にカード発行会社に電話するつもりである旨を伝えましょう。カード発行会社はカードに記載された事項について質問するような事は一切ありません。もともとカード発行会社自体が全ての情報を保持しているからです。
もしこの様な電話があったらカード会社にすぐ電話しましょう。貴方の個人情報が漏れているかも知れません。 |