10月21日、前日にカーネギーホールでのピアノコンサートを大成功させた世界的ピアニストの梯剛之(かけはし たけし)さんがニュー・ヨーク日本人学校グリニッチ校を訪れ、演奏会を行いました
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梯さんは、小児癌により生後1ヶ月で失明されました。しかし、幼い頃よりピアノに触れ、天賦の才能と御自身のたゆまぬ努力により、数々のコンクールで受賞され、現在、国内外で最も注目されているピアニストの一人として活躍されています。 |
梯さんは、全校生徒が集まったグリニッチ校の講堂で、リスト、ショパン、ベートーベン等の名曲を演奏されました。

演奏会終了後、梯さんと子どもたちが懇談をする場が設けられ、梯さんはその中で、「音楽により、人の心を言葉以外で伝えることができます。言葉では言い表せない気持ちを伝えることができるのです。…夢を持つことは大切なことです。例えば、人間は、羽根が生えて自分の力で空を飛んでみたいと夢見てもそれは不可能ですが、心の中で翼を広げて大空を飛ぶことはできますし、大空への憧れを常に持ち続けるということは、これから、大変大切になってくると思います。」と語られました。
子どもたちは、ニューヨークでの清々しい秋のある日、素晴らしい演奏に心動かされたということを一生忘れないことでしょう。
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