〜フジテレビ『ニュースJAPAN』の「検証・C型肝炎」〜
フジテレビの報道番組『ニュースJAPAN』がシリーズで放送した「検証・C型肝炎」が、日本のテレビ局としては単独で初めて、第62回ピーボディ賞を受賞しました。この賞は放送界のピューリッツァー賞と呼ばれるほど権威あるもので、ジョージア州立大学ジャーナリズム学科が1941年から主催している歴史ある賞です。 |
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ピーボディ賞をフジテレビが受賞。 |
今回も2002年の1年間に世界各国で放送されたテレビ・ラジオ作品が1000作以上エントリーされ、ニュース部門、エンタテイメント部門、教育番組部門など7部門で審査が行われました。
「検証・C型肝炎」はドキュメンタリー部門での受賞で、C型肝炎ウィルスに汚染された血液製剤「フィブリノゲン」の存在を、国がもみ消していたという恐るべき過程を証明したことが評価されました。同番組では遺伝子検査により、C型肝炎ウィルスが「フィブリノゲン」に混入していたことを世界で初めて立証し、番組放映後、患者達が国や製薬メーカーを相手取り、集団訴訟を起こすなど、社会に大きな影響を与えました。
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