
スタッテン島セント・ジョージ・ウォーターフロントに新たに建築される、9/11犠牲者のための記念碑のデザイン・コンテストで、日本人建築家の曽野正之氏の作品「ポストカード」が選ばれました。これは風に飛ばされた2枚の絵葉書を型どった作品で、犠牲となった家族や友人に宛てた葉書をイメージしています。その内側には、同時テロ事件のスタッテン島の犠牲者267名のプロフィールが刻まれます。
このプロジェクトはスタッテン・アイランド区が主催したもので、作品の最終選考は地元の市民や犠牲者の家族らによって行われました。曽野氏は「とにかく犠牲者や遺族の方のために何かしたかったのです。コンセプトも実際のデザインも、そこから来ています。」と述べました。予算200万ドルのこの記念碑の着工は、今年の9月11日を予定しており、約1年後の完成となります。
記念碑「ポストカード」のデザインは、こちらでご覧いただけます。
http://www.statenislandarts.org/September_11_Memorial/postcards.html
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