コロンビア大学ドナルド・キーン日本文化センターでは、2007年2月8日、落語家の桂小春団治(3代目)による落語公演が開催されました。
桂小春団治は、大阪出身の上方落語家。国内での活動に加えて、数年前からは、日本の庶民の中から発生した伝統芸
能である落語を通じて国際交流をはかりたいと海外公演などを行ってきました。昨年設立したNPO法人「国際落語振興会」の趣旨には、「日本の文化や、勤勉でまじめだけど冗談一つ言わないと思われがちな日本人も、昔から豊かなユーモアセンスの持ち主だと、「等身大の日本人」を理解していただくことができれば」と述べられており、これまで英、仏、独、ロシア、ノルウェー、韓国、カナダ等多くの国で公演を行っています。今回ニューヨークには、文化庁の文化交流使として来訪し、同センターのほか、ピッツバーグやボストンにおいても、デモンストレーションやレクチャーを行う予定です。
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