|

ニューヨーク市内において、現在、日本人劇作家・演出家である坂手洋二氏による舞台公演『屋根裏』の英語版プレミアが開催されていました。今回の公演は、ニューヨークの人々に世界中の脚本家が書いた演劇を紹介しているプレイ・カンパニーが主催するものであり、2月21日から3月25日の5週間、59E59
Theaters (59 East 59th Street, between Madison and
Park Avenues)で上演されました。
坂手氏は、劇団・燐光群の創立者。日本劇作家協会副会長や日本演出者協会理事もつとめており、これまで東京を中心に活動し、数々の賞を受賞してきました。今回のニューヨークへの訪問は、文化庁の文化交流使派遣事業によるものであり、日本の伝統文化を広め、日本と米国のアーティストの関係を深めることを目的としています。
『屋根裏』は2002年に日本語で脚本が書かれ、レオン・イングルスルッド氏と常田景子氏により英訳されました。『屋根裏』は、第10回読売演劇大賞・最優秀演出家賞受賞、第54回読売文学賞、第37回紀伊國屋演劇賞など、数々の賞を受賞した「引きこもり」を題材とした作品です。劇の中では、「兄」が「弟」の屋根裏で自ら遂げた死に疑問を持ち、「屋根裏」とよばれる簡易個室キット売る会社を調べる冒険の旅に出ます。
同公演についての情報は、当館ウェブサイトのイベントカレンダー及びプレイ・カンパニーウェブサイトにてご確認ください。
|