
6月3日(日)、ニューヨーク市のセントラルパークにおいて行われた「Japan Day@セントラルパーク」は、4マイルのミニマラソン「Japan ラン」に約5000人、ラムゼーフィールドでの日本のお祭り「Japan Dayフェスティバル」に約14,000人の参加者を得て、大盛況のうちに終えることができました。
本イベントは、Japan Day@セントラルパーク実行委員会主催でしたが、当館も全面的に協力を行いました。1日でしたが盛りだくさんのイベントを概要とともにご報告します。
Japan ラン
Japan ランは、ニューヨーク市のシティ・マラソンを運営しているニューヨーク・ロードランナーズ(NYRR)のサポートにより開催されました。朝早くから集まったランナー達を前に、獅子舞が登場し、日本のお祭りの幕開けを祝いました。完走したランナーの数は、約5,000人。68丁目からセントラルパークの北側をまわり、72丁目のゴールまで4マイルのコースを楽しみました。
その後、2才から12才の子供達によるキッズランも行われ、日本列島と桜をかたどったTシャツを着た大勢の子供たちが、大人の声援を受けながら一生懸命走っていました。

笛や太鼓にあわせ獅子舞が踊りました

スタート前の様子

楽しんで走る姿が見られました
Japan Dayフェスティバル
Japan ランに続き、10時からは、ラムゼー・プレイフィールドにおいて、Japan Dayフェスティバルが開催されました。
Japan Day@セントラルパークは、世界最大の日本人コミュニティがあるニューヨークにおいて、日本人・日系人がニューヨーク市民に日本と日本文化を紹介しつつ交流を広げることを目的とし、同時に日頃から私たち日本人・日系人に活動の機会を提供してくれているニューヨーク市と市民に感謝を示すイベントとして企画されました。このイベント開催のために、民間による実行委員会が立ち上げられ、ほぼ毎月企画のための会合を行うとともに、実際の準備には非常に多くの日本人・日系人ボランティアの参画を得て、実施にこぎつけました。
伝統的な日本と現代的な日本の両方を紹介するとのコンセプトの下、会場内には、大きく分けて、日本食(フード・テント)、屋台(アクティビティ・テント)、電子技術(エレクトロニクス・テント)の15のテントが設置されました。また、毎年夏にサマーステージとして種々のイベントが行われる舞台では、様々なステージ・パフォーマンスが繰り広げられました。
日本食(フード・テント)
カレー、牛丼、焼きギョーザ、野菜手巻きずし、そば、日本茶、日本のお菓子のテントにそれぞれ分かれ、ボランティアが日本の食べ物をサービスしました。どのテントも大行列でしたが、特にすし職人が目の前で握ってくれる手巻きずしは、サービス開始直後から大人気で、列の最後尾が会場入り口まで伸びるほどでした。

餃子テントの様子

正午からは、お寿司のサービスが始まり、職人が来場者の目の前で手巻きを握りました
屋台(アクティビティ・テント)
各屋台では、書道、折り紙、日本の遊び(けん玉、ベーゴマ、おはじき)、水風船釣りといった日本の遊びや文化が体験できたほか、救護ブースでは血圧測定等の健康チェックも行うことができ、どのテントにも笑顔と歓声があふれていました。

書道テントでは、カタカナで来場者の名前を書いてプレゼントしたり、書道体験、デモンストレーションが人気を集めました。

千羽鶴(折り紙テント)

折り紙でコップが折れました

水風船釣りを楽しむ来場者

日本のおもちゃの使い方のコツをボランティアが伝授します
最新電化製品(エレクトロニクス・テント)
デジタルカメラで米国でも人気のハロー・キティや舞妓さんと写真を撮影し、その場で写真がもらえました。

キティちゃんとの記念撮影

満開の桜を背景に着物女性とポーズ

ゲームを楽しむ子供たち

かわいいロボット達にも人気が集まりました
ステージ・パフォーマンス
ステージでは、テレビ局NY1の政治レポーターである、日系2世のサンドラ・エンドウさんの司会により、様々なステージ・パフォーマンスが繰り広げられました。午前中は太鼓、殺陣、空手、民舞、お神輿といった伝統的な出し物が紹介され、午後は逆に現代的な日本を紹介するコンテストやコンサートで、ステージ前の観客を楽しませました。

ステージは太鼓演奏で幕を開けました

殺陣を紹介する司会のサンドラ・エンドウさん

民舞(花笠音頭)

空手のデモンストレーション

ステージを楽しむ人々

お神輿も会場を練り歩きました
カラオケやアニメのコスプレを一目見たいと会場を訪れた地元の人々も大勢いました。また、ジャズピアノ、太鼓、ゴスペルとそのコラボレーション演奏では、途中で雨が降り始めましたが、最後まで残って演奏を見守る人々が多く見られました。

アニメのコスプレ参加者、会場内でも人気でした

太鼓、ジャズピアノ、ゴスペルのコラボレーション。雨の中、多くの観客が最後までステージを楽しみました

ステージで手を振る森理世さん
また、2007年ミス・ユニバース・コンテストで優勝したばかりの森理世さんも飛び入りで参加し、ステージで笑顔をふりまき来場者の注目を集めていました。
今後の参考とするため、Japan Dayへのご意見等がございましたら、当館ご意見箱()にお寄せください。
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