6月3日のJapan Day@セントラルパークにおいて、「First Aid and Wellness Check」ブースの運営を行ったNPOグループ「邦人医療支援ネットワーク(ジャムズネット)」から、Japan Dayへの参加報告が寄せられましたので、ご紹介します。
 
セントラルパーク内ラムゼーフィールドの会場に設置されたジャムズネットのブース(テント)は、入口から入って左側手前にありました。テント上部には「First Aid / Wellness Check」と記載された横断幕が設置され、ファーストエイドの他、無料健康チェックがメンバーのボランティアにより行われました。
ボランティアとして参加したのは、ジャムズネットに所属する米国医師会や各団体、日本人学校・補習校の高校生等45名です。テント内では、医師による血圧測定に続いて、ボランティアによる体重・体脂肪測定、さらに質問紙によるストレスチェックが行われ、参加者には、測定結果が記載された資料(日本語版、英語版)が配付されました。また、テントの後方部にはファーストエイド用の医療器具を準備し、病人用の簡易ベッドを設置しました。
ボランティアの医師、メンバーは、早朝6時半に体重・体脂肪計、ファーストエイドセットなどを会場に運び込んで準備を行い、開場の10時から17時までは、2時間〜3時間の交代により、上記作業を行いました。
ジャムズネットブースで無料健康チェックを受けた一般参加者の数は延べ約450名でした。米国人、日本人の比率は3:2程度と思われます。急病人としては、小さい外傷で消毒処置等を行ったケースが2名、目薬、痛み止めを渡したケース等が数名のみで、重症患者はいませんでした。主催者側が待機させていた救急車を呼ぶ事例もありませんでした。
ジャムズネット各団体の医療関連資料を他種類用意して、自由に持ち帰れるようにしました。これについても関心のある参加者が多く、夕方までには多くの資料が底をつく状況でした。資料の内容についての質問も多くあり、担当ボランティアが回答しました。
当日は天候に恵まれた事もあり(夕方には雨となりましたが)、ジャパンデイには1万4千人の参加がありました。ジャムズネットのブースも大変な人気で、ボランティアが休む時間は全くなく、常に長い行列が出来る状態でした。機械的に血圧や体重・体脂肪、ストレスといった項目を測定するだけの作業でしたが、その結果について説明を求め、今後のアドバイスを聞く参加者も多くいました。医師やカウンセラー等がボランティアとして参加していたため、参加者からの医療的な質問にも答える事が出来、医療支援ネットワークであるジャムズネットを紹介する意味でも大変有意義でした。また、米国人の参加が多い事に驚かされましたが、参加者は皆満足して帰られている様子で、日本に対するイメージの向上にも繋がったのではないかと思われました。

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