ニューヨーク安全対策情報
（２０１８年１月～３期）
在留邦人及び旅行者の皆さま
２０１８年５月２９日
当館では，ニューヨークに在留される皆さまやご旅行でお越しになる方の安全対策に役立てていただくため，当館ホームページに３か月毎にニューヨークの治安情勢や邦人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する「緊急情報」や「パークアベニュー２９９（メールマガジン）」と併せて皆さまの安全対策にご活用ください。
１．一般犯罪発生状況
ニューヨーク市における２０１８年１月から３月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。
（１）一般犯罪の発生状況（前年同期との増減率（増△，減▼））
- 殺 人
- ５２件（ １．９％△）
- 強 姦
- ３６９件（ ３２．７％△）
- 強 盗
- ２，７７４件（ ５．４％▼）
- 加重暴行
- ４，０９７件（ ０．７％△）
- 侵入窃盗
- ２，４３５件（ ９．０％▼）
- 多額窃盗
- ９，２０４件（ ０．３％△）
- 軽 窃 盗
- １８，４０７件（ ９．５％△）
- 自動車盗
- １，１１９件（ １０．０％▼）
- 合 計
- ３８，４５７件（ ３．３％△）
（２）一般犯罪の発生傾向
ニューヨーク市警が発表する犯罪統計などによると，前年同期と比較して，強盗，侵入窃盗，自動車盗の罪種は減少していますが，殺人，強姦，加重暴行，多額窃盗，軽窃盗の罪種は増加しました。また，マンハッタン区を含むニューヨーク市内全域で銃器使用の殺人事件などの凶悪犯罪が発生している他，窃盗事件も多数発生していることから引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。
２．邦人の犯罪被害（未遂を含む）の事例（当館管轄地域内）
（１）１月上旬，観光目的で短期滞在中の女性が，ニューヨーク市内のファーストフード店で旅券等の貴重品を入れた鞄を置き引きされた。
（２）２月上旬，在留邦人女性が，クイーンズ区ジャマイカ地区の路上で後ろから近づいてきた男女3名から暴行を受けた。
（３）２月下旬，在留邦人女性の自宅に英国の金融機関を騙った遺産相続をもちかける手紙が郵送された。
（４）２月下旬，在留邦人女性の自宅に英国の金融機関を騙った遺産相続をもちかける手紙が郵送された。
（５）２月下旬，在留邦人男性の自宅に英国の金融機関を騙った遺産相続をもちかける手紙が郵送された。
（６）３月上旬，在留邦人女性の自宅に英国の金融機関を騙った遺産相続をもちかける手紙が郵送された。
（７）３月中旬，在留邦人女性の自宅に英国の金融機関を騙った遺産相続をもちかける手紙が郵送された。
（８）３月下旬，観光目的で短期滞在中の女性が，ニューヨーク市内のホテルのロビーで携帯電話を置き引きされた。
３． テロ・爆弾事件発生状況
ニューヨーク市警では発表していません。
４．誘拐・脅迫事件発生状況
ニューヨーク市警では発表していません。
５．日本企業の安全に関する諸問題
国際情勢の推移により，政治的な背景による反日示威行動が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合，通常は警察当局の監視下にあるので暴力的ではないものの，偶発的な事故が起こりやすい状況にあるので十分な注意が必要です。
６．日本人安全対策のためにとった具体的措置
当館ホームページ，ツイッター及び緊急メールを以て以下の安全情報の提供を行いました。
（１）銃撃事件に遭遇した際の対処方法（１月２４日：パークアベニュー２９９第４５号）
（２）ジカウイルス感染症にご注意を（１月２４日：パークアベニュー２９９第４５号）
（３）海外安全情報（感染症広域情報）「海外における麻しん（はしか）・風しんに関する注意喚起」（２月１６日：ホームページ，ツイッター）
（４）（更新）ニューヨーク安全マニュアル（２月２２日：ホームページ，ツイッター）
