ニューヨーク安全対策情報
(2018年4月~6月期)

在留邦人及び旅行者の皆さま

2018年8月27日

当館では,ニューヨークに在留される皆さまやご旅行でお越しになる方の安全対策に役立てていただくため,当館ホームページに3か月毎にニューヨークの治安情勢や邦人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する「緊急情報」や「パークアベニュー299(メールマガジン)」と併せて皆さまの安全対策にご活用ください。

1.一般犯罪発生状況

ニューヨーク市における2018年4月から6月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。

(1)一般犯罪の発生状況(前年同期との増減率(増△,減▼))

殺  人
74件( 32.1%△)
強  姦
478件( 37.0%△)
強  盗
2,899件( 6.3%▼)
加重暴行
4,770件( 2.0%△)
侵入窃盗
2,501件( 9.0%▼)
多額窃盗
9,881件( 1.6%△)
軽 窃 盗
20,233件( 5.5%△)
自動車盗
1,228件( 1.2%△)
合  計
42,064件( 3.0%△)

(2)一般犯罪の発生傾向
ニューヨーク市警が発表する犯罪統計によると,前年同期と比較して,強盗,侵入窃盗を除いた全ての罪種で発生件数が増加しました。特に殺人,強姦は30%以上増加しています。近年,ニューヨーク市の犯罪発生件数は年々減少を続けていますが,依然として,日本とは比較にならないほど高い犯罪発生率を示しており,引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。

2.邦人の犯罪被害(未遂を含む)の事例(当館管轄地域内)

(1)4月中旬,観光目的で短期滞在中の女性が,インターネット掲示板で手配したニューヨーク市内のシェアハウスで,シェアハウスの男性大家から暴行を受けた。

(2)4月下旬,在留邦人女性が,ニューヨーク市内の飲食店で,旅券等の入った鞄を置き引きされた。

(3)5月下旬,在留邦人男性が,ニューヨーク市内の地下鉄車内で,旅券を盗難に遭った。

(4)5月下旬,観光目的で短期滞在中の女性が,タイムズスクウェア近辺の路上で,旅券をスリに遭った。

(5)6月下旬,留学中の男性の自宅に,米国内国歳入庁(IRS)の職員を名乗る者から,税金が未払いであるとの電話があった。

3. テロ・爆弾事件発生状況

ニューヨーク市警では発表していません。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

ニューヨーク市警では発表していません。

5.日本企業の安全に関する諸問題

国際情勢の推移により,政治的な背景による反日示威行動が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合,通常は警察当局の監視下にあるので暴力的ではないものの,偶発的な事故が起こりやすい状況にあるので十分な注意が必要です。

6.日本人安全対策のためにとった具体的措置

当館ホームページ,ツイッター及び緊急メールを以て以下の安全情報の提供を行いました。

(1)海外安全情報(広域情報)「ゴールデンウィーク海外に渡航・滞在される方へ」(4月23日:ホームページツイッター

(2)海外安全情報(広域情報)「国際的詐欺事件に対する注意喚起」(4月27日:ホームページツイッター

(3)海外安全情報(広域情報)「ラマダン月のテロについての注意喚起」(5月7日:ホームページツイッター

(4)海外安全情報(広域情報)「ハリケーン・シーズンに際しての注意喚起」(5月10日:ホームページツイッター

(5)海外安全情報(スポット情報)「ハワイ島キラウエア火山の噴火に伴う注意喚起」(5月18日:ホームページツイッター

(6)インターネットを介したアパート賃貸詐欺(5月31日:パークアベニュー299第47号

(7)海外安全情報(スポット情報)「ハワイ島キラウエア火山の噴火に伴う注意喚起」(6月18日:ホームページツイッター

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