ニューヨーク安全対策情報
(2019年4月~6月期)

在留邦人及び旅行者の皆さま

2019年8月6日

当館では,ニューヨークに在留される皆さまやご旅行でお越しになる方の安全対策に役立てていただくため,当館ホームページに3か月毎にニューヨークの治安情勢や邦人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する「緊急情報」や「パークアベニュー299(メールマガジン)」と併せて皆さまの安全対策にご活用ください。

1.一般犯罪発生状況

ニューヨーク市における2019年4月から6月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。

(1)一般犯罪の発生状況(前年同期との増減率(増△,減▼))

殺  人
55件( 25.7%▼)
強  姦
406件( 15.1%▼)
強  盗
2,862件( 1.3%▼)
加重暴行
4,857件( 1.8%△)
侵入窃盗
2,159件( 13.7%▼)
多額窃盗
9,591件( 2.9%▼)
軽 窃 盗
20,119件( 0.6%▼)
自動車盗
1,153件( 6.1%▼)
合  計
41,202件( 2.0%▼)

(2)一般犯罪の発生傾向
ニューヨーク市警が発表する犯罪統計によると,前年同期と比較して,加重暴行を除いた全ての罪種で犯罪発生件数が減少しました。特に殺人,強姦,侵入窃盗の発生件数は10%を超える大幅な減少となりました。近年,ニューヨーク市の犯罪発生件数は年々減少を続けていますが,依然として,日本とは比較にならないほど高い犯罪発生率を示しており,引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。

2.邦人の犯罪被害(未遂を含む)の事例(当館管轄地域内)

(1)5月上旬,金品等の被害はなかったもののニューヨーク市クイーンズ区在住の在留邦人男性宅に空き巣が侵入する事案が発生した。

(2)5月上旬,観光目的で短期滞在中の男性が,ニューヨーク市マンハッタン区内の路上で,リュックに入れていた旅券をスリに遭った。

(3)5月下旬,在留邦人の男性が,ニューヨーク市マンハッタン区内のホテルで旅券等の貴重品が入った鞄を置き引きに遭った。

(4)6月上旬,在留邦人の男性が,ニューヨーク市マンハッタン区内のレストランで,鞄に入れていた旅券や財布などの貴重品をスリに遭った。

(5)6月中旬,在留邦人の男性が,ニューヨーク市マンハッタン区5番街近辺の路上で,リュックに入れていた旅券や財布などの貴重品をスリに遭った。

(6)6月下旬,在留邦人の男性宅に社会保障局(Social Security Administration)を騙る人物より,社会保障番号(SSN)が悪用された記録があるとの理由で男性の個人情報の聴取を試みる電話があった。

3. テロ・爆弾事件発生状況

ニューヨーク市警では発表していません。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

ニューヨーク市警では発表していません。

5.日本企業の安全に関する諸問題

国際情勢の推移により,政治的な背景による反日示威行動が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合,通常は警察当局の監視下にあるので暴力的ではないものの,偶発的な事故が起こりやすい状況にあるので十分な注意が必要です。

6.日本人安全対策のためにとった具体的措置

当館ホームページ,ツイッター及び緊急メールを以て以下の安全情報の提供を行いました。

(1) ニューヨーク市における麻しん(はしか)の流行について(4月9日:ホームページツイッターパークアベニュー299第52号

(2) インターネットを介したアパート賃貸詐欺について(4月12日:パークアベニュー299第52号

(3) 大型連休(ゴールデンウィーク)中の安全対策について(4月12日:パークアベニュー299第52号

(4) 海外安全情報(広域情報)「ゴールデンウィークの海外安全対策と「たびレジ」登録のお願い」(4月22日:ホームページツイッター

(5) 海外安全情報(広域情報)「ラマダン月に伴う注意喚起」(4月22日:ホームページツイッター

(6) 海外安全情報(広域情報)「特殊詐欺事件に関する注意喚起(加害者にならないために」(4月26日:ホームページツイッター

(7) 海外安全情報(感染症広域情報)「海外における麻しん(はしか)・風しんに関する注意喚起」(5月8日:ホームページツイッター

(8) 海外安全情報(広域情報)「ハリケーン・シーズンに際しての注意喚起」(5月28日:ホームページツイッター

(9) 夏休みシーズンに向けての安全対策について(6月10日:ホームページツイッター

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