ニューヨーク安全対策情報
(2020年7月~9月期)

在留邦人及び旅行者の皆さま

2020年11月5日

当館では,ニューヨークに在留される皆さまやご旅行でお越しになる方の安全対策に役立てていただくため,当館ホームページに3か月毎にニューヨークの治安情勢や邦人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する「緊急情報」や「パークアベニュー299(メールマガジン)」と併せて皆さまの安全対策にご活用ください。

1.一般犯罪発生状況

ニューヨーク市における2020年7月から9月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。

(1)一般犯罪の発生状況(前年同期との増減率(増△,減▼))

殺  人
158件( 77.5%△)
強  姦
418件( 5.6%▼)
強  盗
3,580件( 3.2%△)
加重暴行
5,721件( 13.6%△)
侵入窃盗
3,862件( 53.3%△)
多額窃盗
9,873件( 6.2%▼)
自動車盗
2,952件( 78.2%△)

(2)一般犯罪の発生傾向
ニューヨーク市警が発表する犯罪統計によると、前年同期と比較して、強姦及び多額窃盗を除く全ての犯罪の発生件数が増加または大幅な増加となりました。マンハッタン区を含むニューヨーク市内全域で殺人事件などの凶悪犯罪が発生している他、窃盗事件も多数発生していることから引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。

2.邦人の犯罪被害(未遂を含む)の事例(当館管轄地域内)

・9月上旬、在留邦人の夫婦がニューヨーク市マンハッタンの地下鉄車内において、挙動不審な人物から殴られて負傷した。
・9月下旬、在留邦人の男性がニューヨーク市マンハッタンの地下鉄構内において、肩がぶつかったなどと言いがかりをつけられ、複数人から殴られて負傷した。

3. テロ・爆弾事件発生状況

ニューヨーク市警では発表していません。

4.誘拐・脅迫事件発生状況

ニューヨーク市警では発表していません。

5.日本企業の安全に関する諸問題

国際情勢の推移により,政治的な背景による反日示威行動が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合,通常は警察当局の監視下にあるので暴力的ではないものの,偶発的な事故が起こりやすい状況にあるので十分な注意が必要です。

6.日本人安全対策のためにとった具体的措置

当館ホームページ,ツイッター及び緊急メールを以て以下の安全情報の提供を行いました。

(1)新型コロナウイルス関連情報(原則毎週金曜日に発信、新情報等あれば随時発信:ホームページツイッター領事メール
(2)海外安全情報(感染症危険情報:各国に対する感染症危険情報の発出(レベルの引き上げ又は維持))(7月21日:ホームページ
(3)海外安全情報(広域情報:犠牲祭(イスラム教の祝日)期間に伴う注意喚起)(7月22日:ホームページ
(4)海外安全情報(広域情報:日本における新型コロナウイルス感染症に関する水際対策強化(新たな措置))(7月22日、ホームページ
(5)海外安全情報(広域情報:イスラム教シーア派の宗教行事「アーシューラー」に伴う注意喚起)(8月21日:ホームページ
(6)海外安全情報(感染症危険情報:全世界に対する感染症危険情報の発出(レベル引き上げ又は維持))(8月26日:ホームページ
(7)海外安全情報(広域情報:日本における新型コロナウイルス感染症に関する水際対策強化(新たな措置))(8月28日:ホームページ
(8)海外安全情報(広域情報:イスラム教シーア派の宗教行事「アルバイーン」に伴う注意喚起)(9月28日:ホームページ
(9)ニューヨーク市内における拳銃発砲事件に関する注意喚起(8月1日:ホームページツイッター領事メール
(10)ニューヨーク市の治安情勢・交通情勢に関する注意喚起(9月11日:ホームページツイッター領事メール
(11)外出時等の安全対策に関する注意点について(9月15日:ホームページツイッター領事メール
(12)ケンタッキー州ルイビルにおいてブレオナ・テイラー氏が射殺された事件の抗議活動に関する注意喚起(9月24日、25日:ホームページツイッター領事メール

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