ニューヨーク安全対策情報(2025年4月~6月期)
令和7年7月22日
在留邦人の皆様
当館では、ニューヨークに在留される皆様の安全対策に役立てていただくため、3か月毎にニューヨークの治安情勢や日本人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する注意喚起などと併せて安全対策にご活用ください。
1 一般犯罪発生状況
ニューヨーク市における2025年4月から6月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。
(1)一般犯罪の発生状況(前年同期との増減率(増△、減▼))
殺 人 77件( 18.1%▼)
不同意性交 510件( 13.8%△)
強 盗 3,912件( 8.1%▼)
暴行・傷害 7,656件( 4.6%▼)
侵入盗 2,827件( 10.9%▼)
多額盗 11,602件( 4.3%▼)
自動車盗 3,652件( 1.2%△)
合計 30,236件( 4.7%▼)
(2)一般犯罪の発生傾向
ア ニューヨーク市警発表の犯罪統計によると、今期(2025年4月から6月まで)の一般犯罪の発生件数は、前年同期と比較して、約5%減少しました。しかし、マンハッタン区を含むニューヨーク市内全域で殺人事件などの凶悪犯罪が発生している他、不同意性交事件の数が大幅に増加していますので、引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。
イ また、同犯罪統計によると、今期(4月から6月まで)、アジア系の人々に対するヘイトクライムが14件発生しています。前年同期比は75%増加となっており、新型コロナウイルス流行時期に比べると減少してはいますが、根拠のない情報に基づいた個人的偏見によるヘイトクライムやハラスメントが日本人を含むアジア系の人々に向けられる可能性がありますので、引き続き注意が必要です。
2 日本人の犯罪被害(未遂を含む)の事例(当館管轄地域内。当館に報告のあった事例)
(1)自宅敷地内への不法侵入および窓ガラス破損被害
4月上旬、午後10時30分頃、ウエストチェスター郡Greenburghの自宅のドアベルを4人の若者が鳴らした後、窓ガラスを割り、庭を徘徊した後に立ち去った(自宅内侵入や暴力被害はなし)。
(2)地下鉄内でのアジア人差別と思われる暴言被害
4月下旬、ブルックリン区のBarclays Center駅からBorough Hall駅間を地下鉄で通勤中の男性が、中年の男にアジア人差別と受け取れる暴言を吐かれ続けた。男は最終的にナイフを使って殺すなどと連呼していた。
(3)薬物中毒者と思われる男からの暴行被害
4月下旬、マンハッタン区7Aveの24thと25th Streetの間を歩行中、薬物使用者と思われる様子の男が正面から歩いてきたため、避けようとしたが、すれ違いざまに手に持っていたコーヒーをはたき落とされ、暴言を吐かれた(怪我はなし)。
(4)強盗被害
5月下旬、深夜、マンハッタン区のLower East Sideを歩行中、突然男に背後から襲われ、荷物を強奪された。
3 日本人留学生の査証取り消し事案
2025年4月以降、全米で日本人留学生を含む外国人留学生の査証及び滞在資格の取り消し事案が相次いで発生しました。当館管轄地域内においても、日本人留学生の査証及び滞在資格が突然取り消された事案が報告されています。本事案は流動的であり、滞在資格が回復されないまま滞在を続けると移民法違反となる可能性もありますので、ご自身や周りの方が本事案に該当する場合には、急いで留学先の学校への照会及び移民法専門の弁護士へ相談することを推奨します。
(参考)留学生の査証及び滞在資格の取り消し事案の発生について:
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/News_050125.html
4 テロ・爆弾事件発生状況
テロに関する特定の脅威情報は確認されていませんが、不安定な中東情勢に起因したテロの危険性に留意する必要があります。テロはその性質上、時や場所を選ばず突発的に発生しますので、日頃から常に安全を意識し、慎重に行動するとともに、テロの現場に遭遇した際の行動をイメージするなど、有事に備えた準備を行っておくことが重要です。
(参考)安全の手引き:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/ny-anzen_2024.pdf
5 誘拐・脅迫事件発生状況
ニューヨーク市警からの発表はありません。
6 日本企業の安全に関する諸問題
国際情勢の推移により、政治的な背景による反日示威行動(デモ活動)が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合、通常は警察当局の監視下にありますので暴力的ではないものの、偶発的な事故が起こり、暴力に発展することもあり得ますので十分な注意が必要です。
7 日本人安全対策のためにとった具体的措置
(1)当館ホームページ、領事メールにて安全情報を提供していますので、以下をご参照ください。
当館ホームページ:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news.html
在ニューヨーク日本国総領事館
当館では、ニューヨークに在留される皆様の安全対策に役立てていただくため、3か月毎にニューヨークの治安情勢や日本人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する注意喚起などと併せて安全対策にご活用ください。
1 一般犯罪発生状況
ニューヨーク市における2025年4月から6月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。
(1)一般犯罪の発生状況(前年同期との増減率(増△、減▼))
殺 人 77件( 18.1%▼)
不同意性交 510件( 13.8%△)
強 盗 3,912件( 8.1%▼)
暴行・傷害 7,656件( 4.6%▼)
侵入盗 2,827件( 10.9%▼)
多額盗 11,602件( 4.3%▼)
自動車盗 3,652件( 1.2%△)
合計 30,236件( 4.7%▼)
(2)一般犯罪の発生傾向
ア ニューヨーク市警発表の犯罪統計によると、今期(2025年4月から6月まで)の一般犯罪の発生件数は、前年同期と比較して、約5%減少しました。しかし、マンハッタン区を含むニューヨーク市内全域で殺人事件などの凶悪犯罪が発生している他、不同意性交事件の数が大幅に増加していますので、引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。
イ また、同犯罪統計によると、今期(4月から6月まで)、アジア系の人々に対するヘイトクライムが14件発生しています。前年同期比は75%増加となっており、新型コロナウイルス流行時期に比べると減少してはいますが、根拠のない情報に基づいた個人的偏見によるヘイトクライムやハラスメントが日本人を含むアジア系の人々に向けられる可能性がありますので、引き続き注意が必要です。
2 日本人の犯罪被害(未遂を含む)の事例(当館管轄地域内。当館に報告のあった事例)
(1)自宅敷地内への不法侵入および窓ガラス破損被害
4月上旬、午後10時30分頃、ウエストチェスター郡Greenburghの自宅のドアベルを4人の若者が鳴らした後、窓ガラスを割り、庭を徘徊した後に立ち去った(自宅内侵入や暴力被害はなし)。
(2)地下鉄内でのアジア人差別と思われる暴言被害
4月下旬、ブルックリン区のBarclays Center駅からBorough Hall駅間を地下鉄で通勤中の男性が、中年の男にアジア人差別と受け取れる暴言を吐かれ続けた。男は最終的にナイフを使って殺すなどと連呼していた。
(3)薬物中毒者と思われる男からの暴行被害
4月下旬、マンハッタン区7Aveの24thと25th Streetの間を歩行中、薬物使用者と思われる様子の男が正面から歩いてきたため、避けようとしたが、すれ違いざまに手に持っていたコーヒーをはたき落とされ、暴言を吐かれた(怪我はなし)。
(4)強盗被害
5月下旬、深夜、マンハッタン区のLower East Sideを歩行中、突然男に背後から襲われ、荷物を強奪された。
3 日本人留学生の査証取り消し事案
2025年4月以降、全米で日本人留学生を含む外国人留学生の査証及び滞在資格の取り消し事案が相次いで発生しました。当館管轄地域内においても、日本人留学生の査証及び滞在資格が突然取り消された事案が報告されています。本事案は流動的であり、滞在資格が回復されないまま滞在を続けると移民法違反となる可能性もありますので、ご自身や周りの方が本事案に該当する場合には、急いで留学先の学校への照会及び移民法専門の弁護士へ相談することを推奨します。
(参考)留学生の査証及び滞在資格の取り消し事案の発生について:
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/News_050125.html
4 テロ・爆弾事件発生状況
テロに関する特定の脅威情報は確認されていませんが、不安定な中東情勢に起因したテロの危険性に留意する必要があります。テロはその性質上、時や場所を選ばず突発的に発生しますので、日頃から常に安全を意識し、慎重に行動するとともに、テロの現場に遭遇した際の行動をイメージするなど、有事に備えた準備を行っておくことが重要です。
(参考)安全の手引き:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/j5/ny-anzen_2024.pdf
5 誘拐・脅迫事件発生状況
ニューヨーク市警からの発表はありません。
6 日本企業の安全に関する諸問題
国際情勢の推移により、政治的な背景による反日示威行動(デモ活動)が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合、通常は警察当局の監視下にありますので暴力的ではないものの、偶発的な事故が起こり、暴力に発展することもあり得ますので十分な注意が必要です。
7 日本人安全対策のためにとった具体的措置
(1)当館ホームページ、領事メールにて安全情報を提供していますので、以下をご参照ください。
当館ホームページ:https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news.html