2017年11月20日
在ニューヨーク日本国総領事館
※本メールは,安全対策情報を含む総領事館からのお知らせとして『 パークアベニュー299 』の名称で皆様に情報を発信しています。
パークアベニュー299 第44号
● ホリデーシーズンの安全対策について
ホリデーシーズンを迎え,ニューヨークは多くの人で賑わっています。在留邦人の皆様におかれてはサンクスギビングディ,クリスマス,年末年始等の休暇を利用して外出や旅行を計画されている方も多いと思いますが,旅行先によっては、治安情勢が良くない国・地域があります。
また,当地では,サンクスギビングディ・パレードや大晦日のカウントダウンイベントなど,世界中から多数の参加者が集まる大型イベントが毎年催されています。
このような大規模な文化・観光イベントやコンサート会場等の不特定多数の人が集まるイベントはテロ等の標的となることが予想されるため,不測の事態に巻き込まれないよう注意する必要があります。
皆さまにおかれては、以下に挙げる安全対策を参考に安全で快適な休暇を過ごしていただければと思います。
○ 外務省が発出する海外安全情報及び報道等により,治安情勢等,渡航・滞在先について最新の関連情報の入手に努め,改めて危機管理意識を持つ。
○ 特にテロの標的となりやすい場所(イベント,野外マーケット等に加え,ホテル,観光施設,デパートや市場等不特定多数が集まる場所,公共交通機関等)を訪れる際には,周囲の状況に注意を払い,不審な人物や状況を察知したら速やかにその場を離れる等,安全確保に十分注意を払う。
○ 海外や当館管轄地外への旅行の前には,万一に備え,家族や友人,職場等に日程や渡航先での連絡先を伝えておくようにする。また,海外や当館管轄地外への旅行を計画されている方は,必ず「たびレジ」への登録を行う。
※「たびレジ」
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
● IRSを騙る詐欺にご注意ください
最近,IRS(米国歳入庁)の調査官などを騙る者から,詐欺が疑われる電話を受けたとして在留邦人の方から当館にご報告いただきました。
今回のケースは,外国人訛りの英語を話す者がIRS職員を騙り,特定の個人情報の提出が必要で応じられない場合は警察に身柄を拘束されると説明し,不正に個人情報を得ようとしたものです。
基本的に,公的機関が突然個人情報の提供や違反金などの支払いのために電話をかけることはありません(違反切符や書簡などが発出される場合がほとんどです)。公的機関から突然連絡があり,「違法行為がある」などと指摘されると,気が動転してしまうことがありますが,冷静に対応してくれぐれも詐欺被害に遭わないようご注意下さい。IRSを騙った者から連絡を受けた(被害に遭った)場合には,米国財務省税務管理監査官(TIGTA:Treasury Inspector General for Tax Administration)のウェブサイトにて事案受付を行っていますので,こちらでご登録下さい。
TIGTA ウェブサイト:
https://www.treasury.gov/tigta/contact_report_scam.shtml
● 当館休館日(2017年11月~12月)
11月23日(木)感謝祭休暇
11月24日(金)感謝祭休暇
12月25日(月)クリスマス
12月29日(金)年末休暇
(注)年末最後の開館日は12月28日(木曜日)です。