平成27年 在外公館長表彰のお知らせ
野田 美知代(のだ みちよ)
ニューヨーク日系人会事務局長
1. 経歴
1971年~1978年 大阪赤十字病院看護師フロアマネジャー
1986年~1987年 マンハッタン子供クラブ代表
1987年~1988年 ニューヨーク日系人会事務局職員
1988年~2001年 ニューヨーク日系人会事務局マネジャー
2002年~現在 ニューヨーク日系人会事務局長
2. 功績概要
(1) JAA事務局に28年の長きにわたり勤続,歴代会長を支え,同会の各種行事を通じて,ニューヨーク近郊における在留邦人,日系人の福祉向上,教育・文化活動の促進に尽力し,日米友好親善に貢献した。
(2) この間,野田氏のイニシアティブにより,JAAの活動は飛躍的に拡大。1980年代,同会の活動は限定的で,小規模な敬老会が1,2か月に一度開催される程度であったが,野田氏の努力により,90年代半ばより,社会福祉に重点が置かれ,医療・福祉専門家による相談室が定期的に開催されるようになった。現在,敬老会は100人前後の規模となり,開催頻度も月2回に増加、外出できない一人住まいのシニアへのランチデリバリーも開始した。充実したサービスを提供すべく,会館の規模拡大にも尽力し,当初2000平方フィートだった会館は今や5000平方フィートになった。
(3) 2005年,当館との協力の下,高齢者問題協議会をJAA内に設立することにも尽力。在留邦人・日系人の声に熱心に耳を傾け,高齢者のニーズに応じた活動を展開。2007年,JAA創立100周年記念行事の一環として,秋のシニア・ウイークが開催されると好評を博し,春のサクラ・ヘルス・フェアとともに健康・文化・社会福祉促進に係る毎年の恒例行事として定着した。