2016年 在外公館長表彰
在ニューヨーク日本国総領事館は、中村 忠 世界誠道空手道連盟会長に対し、長年にわたり数多くの米国人に日本の伝統的武道である空手を教えるとともに、米国社会に対する慈善活動に積極的に従事されていることに敬意を表し在外公館長表彰を行うことといたしました。
経歴:
故大山倍達氏の元に1953年に空手を始め、極真会にて最年少の黒帯に輝く。1961年には19歳で全日本学生空手選手権デビューし勝利。その後極真会本部の正師範代を務めた後、空手の精神を伝承する人物としてニューヨークに派遣され、1976年に世界誠道空手道連盟誠道塾を創設。以後、40年にわたり独自のカリキュラムに則って、性別や年齢を問わず世界中の多くの人々に誠道塾空手を教えている。
功績概要:
1. 米国において、今日ほど日本文化が浸透する以前の1960年代より活動を開始。1976年ニューヨークに自ら世界誠道空手道連盟誠道塾を創設し、現在まで40年の長きにわたり日本の伝統的武道である空手の普及に努めている。
2. 単に技の強さだけを求めるのではなく、人々の生活に入り込み、年齢、性別、人種、ハンディキャップを越えて、人生を意義深くするために学び、心・技・体ともにバランス良く高めていく『人間空手』を標榜し、日本文化の要諦である『礼節』、『思いやり』の精神を体現して日本のイメージアップに寄与した。
3. 毎年開催されるベネフィット・トーナメントで得られる収益金を、米国赤十字、NYPD、FDNY、9.11被害者基金等に献金するなど、米国社会に対する慈善活動に積極的に従事し、日米間の友好親善促進に貢献している。