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平成25年 秋の叙勲について

旭日中綬章
ラスト・マクファーソン・デミング ( Rust Macpherson Deming )
ジョンズ・ホプキンス大学日本研究学部非常勤教授 / ワシントンDC日米協会理事長
ラスト・マクファーソン・デミング氏は、少年時代を戦後間もない日本で過ごしました。その後,昭和39年にロリンズ大学で学士号を取得した後,昭和41年に国務省に入省しました。入省後の昭和56年にスタンフォード大学大学院東アジア研究科にて修士号を取得しました。その後,国務省日本部長,在京米国大使館首席公使,臨時代理大使を務めた後,国務省東アジア・太平洋筆頭次官補代理を務めるなど,平成15年に国務省を退官するまで37年間、一貫して日本専門家としてキャリアを積み、退官後も平成23年に国務省からの要請により国務省日本部長を再度務めました。また、平成17年からはジョンズ・ホプキンス大学日本研究学部非常勤教授及び同大学大学院ライシャワー東アジア研究所上級顧問を務めるほか,ワシントン日米協会の会長を務めるなど,同人は日米関係の強化,研究を通じての日米相互理解,文化・人物交流と幅広い分野で日米の相互理解に尽力しています。
特にデミング大使は,昭和50年には国務省日本部員として歴史上初めての日本の天皇陛下の訪米実現に尽力したほか,日米貿易摩擦がピークに達していた在京米国大使館首席公使在勤時には,日米両首脳による共同声明の発表,交渉枠組みの合意に多大な貢献を果たしました。その後,国務省日本部長就任直後に発生した東日本大震災では,国務省内に組織されたタスクフォースにおいて指導的な役割を果たし,トモダチ作戦の実施や福島原発事故への対処等,米国による震災支援において、極めて大きな貢献をしました。ジョンズ・ホプキンス大学では、ライシャワー研究所の日米関係年次報告書の執筆,シンポジウムや論文等の発表,また日米関係に関する講義を通して,将来の対日政策に関わる人材育成に多大な貢献をしています。また,ワシントン日米協会の理事長として,アメリカの高校で日本語を学ぶ高校生のための日本語・文化大会である「ジャパン・ボウル」の開催や,毎年延べ100万人余りが訪れるワシントンDCの全米桜祭りの会期中に開催され1日で4万人を越える来場者を誇る「さくらまつり・日本ストリート・フェスティバル」の実施を通じて,現在も日米文化交流に大きく貢献しています。
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