平成26年度 外務大臣表彰 受賞者 功績概要

ゲーリー森脇 Gary S. MORIWAKI
Honorary President of Japanese American Association of New York (JAA)
スーザン大沼 Susan J. ONUMA
President of Japanese American Association of New York (JAA)
ゲーリー森脇氏,スーザン大沼氏は,ともに弁護士としての専門的知見を活かしながら,当地に在住する日本人・日系人の社会福祉,教育・文化の促進を通じて,日米親善に資する様々なニューヨーク日系人会(JAA)の活動に指導力を発揮してきた。これまで両人は,JAA会長,同名誉会長等の要職を歴任し,同会の運営の中核を担ってきた。
2008年から6年間JAA会長を務めた際の森脇氏のリーダーシップによる大きな功績としては,2011年3月の東日本大震災後の被災者用救援基金を設立すべく,日本のNGO諸団体と調整したことが挙げられる。また,2012年10月にハリケーン・サンディーが当地を襲った際には,森脇氏は様々なボランティア団体と連携しながら,JAAが被災者支援用救援基金を募るのに指導力を発揮した。自ら同会会長として日本の被災地を訪問するなど,相互交流における積極的なリーダーシップを果たした森脇氏の日米関係における貢献は極めて大きい。更に,森脇氏は精力的に活動を続け,今夏,岩手県で日米両国の野球を通じた青少年交流プログラムを支援している。
森脇氏は,Windels Marx Lane & Mittendorf LLP法律事務所のパートナーである。
大沼氏の大きな功績としては,JAAとして初の女性会長に就任した2005年,在NY日本国総領事館及び各種団体とともに高齢者問題協議会を設立したことが挙げられる。ニューヨークには,ロサンゼルス,上海に次いて多数の日本人・日系人が居住しており,近年,ニューヨーク及びその周辺地域の日本人・日系人の高齢化が進み,それに対する関心が高まっている。高齢者問題協議会は,人口の高齢化動向とニーズに関する実態調査を行い,教育・アウトリーチ活動を通じた意識向上をはかっている。これまでJAAが主催した年2回の講演・ワークショップ・シリーズには,2千人以上が参加した。これらの取り組みは,本年JAA会長に復帰した大沼氏のリーダーシップの下で推進されたものであり,日米間の相互理解及び友好親善の促進という観点から,大沼氏の貢献は極めて大きい。
大沼氏は,Ingram Yuzek Gainen Carroll & Bertolotti LLP法律事務所のパートナーである。
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