ニューヨーク市の治安について

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1. 治安状況

ニューヨーク市は世界で最もエキサイティングな街といわれており、世界中から人々が集まり賑わっています。その一方で、様々な誘惑や危険も多く存在しています。

アメリカの大都市の中では比較的安全といわれているニューヨーク市ですが、それでも日本とは比較にならないほど犯罪発生率が高く、多くの邦人も被害に遭っています。

新型コロナウイルスの感染拡大に合わせて、アジア人に対するヘイトクライムも問題となっています。ニューヨーク市警犯罪統計によると、2020年11月28日までにアジア系住民に関する128件(前年同期比357%増)のヘイトクライムが発生しています。

また、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、主要7罪種の総件数は前年よりも僅かに減少しましたが、2021年は2020年と比べて同件数が増加しています。

主要7罪種の犯罪認知件数の推移(単位:件、括弧内:前年比%)

1990年 2000年 2018年 2019年 2020年 2021年
殺人 2,245 673 290(-0.7) 319(+10.0) 462(+44.8) 486(+5.2)
強制性交 3,126 2,068 1,769(+22.1) 1,766(-0.2) 1,428(-19.1) 1,494(+4.6)
強盗 100,280 32,562 12,656(-9.3) 13,439(+6.2) 13,101(-2.5) 13,833(+5.6)
重要傷害 68,891 25,924 19,846(-1.0) 20,873(+5.2) 20,561(-1.5) 22,814(+11.0)
侵入窃盗 119,937 38,352 11,481(-5.0) 10,909(-5.0) 15,463(+41.7) 12,793(-17.3)
重要窃盗 268,620 49,631 42,822(-0.8) 43,505(+1.6) 43,150(-3.0) 40,890(+15.2)
自動車盗 147,123 35,442 5,309(-6.5) 5,422(-2.1) 9,038(+66.7) 10,421(+15.3)
合計 710,222 184,652 94,173(-2.6) 96,233(+2.2) 95,552(-0.7) 102,731(+7.5)

ニューヨーク市(NYC)と東京の犯罪率比較(2020年)

注:日本の犯罪統計では殺人未遂も殺人に含まれますが、NY市の犯罪統計では殺人に未遂は含まれない等、ニューヨークと東京の罪種のカテゴリーには異なりがあります。

2. 犯罪の多い地域

殺人などの凶悪犯罪の多くは、ブルックリン区やブロンクス区等で発生しており、マンハッタン中心部の治安は比較的よいとされていますが、犯罪から身を守るためには、「危険な地域や状況下に立ち入らない」ことが極めて重要です。

また、マンハッタンの中心街でも、置き引きやスリ等が多発しています。人通りのない路上やビルの陰、地下鉄等において武装強盗に襲われる危険もあるので決して油断しないでください。

ニューヨーク市では市内で発生した犯罪データを元にした犯罪マップを公表していますので、参考にしてください。

NY 市犯罪マップ(https://maps.nyc.gov/crime/

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