外出時等における子どもの放置・安全保護に関するアドバイス
2014年11月29日
在留邦人及び旅行中の皆様
※ 本お知らせは,お勤め先や御家族,知人等の方とも共有していただきますようご協力願います。
アメリカでは11月のサンクスギビングから年末にかけ、ショッピングシーズンが始まります。
このようなショッピングの際には子どものケアを忘れないようご注意ください。
アメリカでは子どもから目を離したり、家や車、ホテルなどに放置する行為は例え短時間でも児童虐待と見られ、警察に身柄を拘束されたり罰金等を課されるなど重大な結果を招くことがあります。
なお,保護者等の監督なしで子どもをひとりにすること(子どもひとりきりでの留守番等)の年齢基準については,各州によって差異があると思われますが,
ニューヨーク州児童・家庭サービス事務所(New York State Office of Children and Family Services)のホームページ(
http://ocfs.ny.gov/main/cps/faqs.asp#supervision)では,以下のとおり記載していますのでご参照願います。
「子どもの発達程度,能力程度には差があるため,子どもをひとりにすることの年齢基準についての明白な回答はない。12~13歳で留守番するための責任感,自立心及び知性を持ち合わせている子どもがいれば,13歳を過ぎて留守番能力が足りない子もおり,両親並びに保護者は根拠のある判断が求められる」。
また、子供に大きな声を上げたり、暴力を振るうことは躾(しつけ)とはみなされず、児童虐待と見なされる場合があります。
その結果、子供と親が長期にわたり、別々の生活を余儀なくされることもあります。日本では普通と受け止められる行為でも、アメリカでは犯罪と受け止められる場合があります。
子供に対する日米の考え方の違いを十分に理解し、子供のケアには十分すぎる配慮をしたうえで、ショッピングをお楽しみください。
(連絡先)
在ニューヨーク日本国総領事館
299 Park Avenue, 18th Floor, New York, NY 10171
TEL: 212-371-8222
FAX: 212-755-2851
EMAIL:
ryoji@ny.mofa.go.jp