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ニューヨーク中心街オフィスビル前での爆発事件の発生について

2005年5月5日

ニューヨーク中心街オフィスビル前での爆発事件の発生について

在留邦人の皆様へ

1.5日未明、ニューヨーク市マンハッタン、ミッドタウン地区に所在する英国総領事館等が入居しているビル(3番街51丁目)前の植え込みに置かれた爆発物が爆発しました。

この爆発によって、同ビルのガラスが割れる等しましたが、負傷者は出ていない模様です。事件発生現場周辺は、現場検証のため交通を遮断しているため、車、バス等の車両の通行は不通となっていますが、至近の地下鉄は通常通り運行しています。

2.5日午前8時前より、ブルームバーグ・ニューヨーク市長及びレイ・ケリー警視総監が記者会見を行い、概要次のとおり述べました。

(1) 爆発は5日午前3時30分頃、英国総領事館が入居するビル前で発生した。同ビルには、英国総領事館の他、外国企業等が入居している。

(2) この事件で同ビル1階のガラスが割れる等したが、ビルの保安要員、ドアマンも含め負傷者等は出ていない模様。現在、警察当局は3番街49丁目〜53丁目までを閉鎖し、現場検証を行っている。

(3) 現在のところ、この事件の目的、対象、動機は不明であり、事前にも事後にも犯行予告及び犯行声明等は行われていない。

(4) 爆発物はビル前の植え込みに仕掛けられており、2個が仕掛けられていたと見られ、黒色火薬を使用した爆発物で時限装置等は発見されていない。現在、警察他関係当局は事件発生地域周辺で破片等を収集し、また、被害にあったビル及びその付近のビルに設置された監視カメラのビデオ映像の調査等を行っている。

3.この事件は、現在英国本国で実施されている総選挙に絡む事件とも推測されていますが、現在のところ不明です。また、上記記者会見において、ブルームバーグ市長は、英国総領事館を狙ったテロである等、特定の判断を下すには時期尚早である旨繰り返し呼びかけております。

但し、在留邦人の皆様におかれては、上記事件の発生にも留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。

また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けて下さい。

(c) Consulate-General of Japan in New York
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