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2006年4月26日 |
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ウサマ・ビン・ラーディンとみられる声明
在留邦人の皆様へ
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4月23日、カタールの衛星テレビ局「アル・ジャジーラ」は、ウサマ・ビン・ラーディンによるとされる声明の録音テープを放送しました。同声明の要旨は次のとおりです。
(1)欧米は、パレスチナ評議会選挙に勝利したハマスを拒絶した。このことは、イスラム教徒に対する十字軍・シオニスト戦争が行われていることの証である。
(2)米国がスーダン西部において内戦を引き起こしたのは、石油を盗むことが目的だった。同地域での十字軍の泥棒たちとの長期戦に備えるべく、必要なあらゆる準備を行っておくよう、全世界のジハード戦士とその支援者に対して呼びかける。
- ウサマ・ビン・ラーディンによるとみられる声明が報じられたのは、2006年1月19日(米国への攻撃を予告する一方で長期停戦の提案を行ったもの)以来です。
また、4月13日には、アル・カーイダの幹部であるアイマン・アル・ザワヒリによるとされるビデオ・メッセージも公表されており、イスラム教徒に対してイラクの武装勢力を支援するよう呼びかけています。
- これらウサマ・ビン・ラーディンやアイマン・アル・ザワヒリによるとみられる声明の信憑性は明らかになっていませんが、このような声明が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意し、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けてください。
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