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アイマン・アル・ザワーヒリーによるとみられる声明

2006年9月20日

アイマン・アル・ザワーヒリーによるとみられる声明

在留邦人の皆様へ

  1.  9月11日、カタールの衛星テレビ局「アル・ジャジーラ」は、アル・カーイダのNo.2とされる幹部アイマン・アル・ザワーヒリーによるとされるビデオ声明の一部を報じました。同声明では、西側諸国は湾岸地域及びイスラエルにおいても攻撃の対象となると新たに警告しています。同声明の主要点は次のとおりです。

    (1)イラクとアフガニスタンにおいて、西側諸国の敗北は既に確定しており、次は湾岸地域とイスラエルで敗北することになる。

    (2)エジプト、サウジアラビア、ヨルダンの各首脳は、イスラエルのレバノン及びガザ地区への戦争を黙認した。

    (3)(イスラエルとヒズボラ間の戦闘停止を求める)国連安保理決議1701や、その他イスラム教徒にとって不名誉な諸決議は、イスラエルに対する聖戦(ジハード)を罪悪視し、ジハード戦士への攻撃を正当化している。

    (4)我々は、あらゆる正当性と合理性をもって、あなた方(西側諸国の国民)の軍隊を破壊し、降伏させるまで戦う。
     
  2. ザワーヒリーによると見られる声明が報じられたのは、本年に入り10回目ですが、湾岸諸国における攻撃に関し警告が行われたのは今回が初めてです。


  3. これらザワーヒリーによるとみられる声明の信憑性は明らかになっていませんが、今回新たに湾岸諸国における攻撃に関し警告が行われたことを受け、湾岸諸国の一部では既に警戒を強めているとの報道もあります。さらに、このような声明が出されたこと自体が各地のテロ組織に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意する必要があります。したがって、湾岸諸国並びにイスラエルのみならず、米国においてもテロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある施設等の危険な場所にはできる限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなど安全確保に十分注意を払って下さい。
    また、テロ事件が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けてください。
(c) Consulate-General of Japan in New York
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