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2007年1月8日 |
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在留邦人のみなさまへ
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12月30日午前6時過ぎ(日本時間正午過ぎ)、イラク国営テレビは、イラク政府がサダム・フセイン元イラク大統領の死刑執行を確認した旨発表しました。
同元大統領に対しては、1982年のシーア派村民大量殺害事件で「人道に対する罪」を犯したとして11月5日に死刑判決が下され、イラク高等法廷は12月26日、控訴を棄却、死刑の確定を発表していました。
- 今回の死刑執行については、これまで複数の国にある米国大使館が、今後反米抗議行動などが暴力行為に発展する可能性等を指摘する危険通知(Warden
Massage)を発出し、米国民に対する注意喚起を行っています。また、今次死刑執行前には、フセイン元大統領の支持勢力が、同元大統領が処刑された場合にはあらゆる場所で米国の権益を標的として報復を行うと警告したとの報道もあります。
- つきましては、現時点ではテロの可能性について具体的な情報を有しているわけではありませんが、このような状況が中東地域を中心として各地のテロ組織等に影響を及ぼす可能性も排除されないことに留意し、今後テロも含め不測の事態に巻き込まれることのないよう、最新の関連情報の入手に努め、米国関連施設等テロの標的となる可能性のある施設には出来る限り近づかない、大勢の人が集まる場所では警戒する、周囲の状況に注意を払うなどの安全確保に十分注意を払ってください。
また、テロ事件が発生した場合等の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策が講じられるよう心掛けてください。
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