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新型インフルエンザに関するお知らせ(9)

2009年5月4日

 

 

 

  1. 警戒レベル

    4日現在、依然として世界保健機関(WHO)による新型インフルエンザの警戒レベルは「フェーズ5」(世界的流行の一歩手前の段階)となっております。

    引き続き米国を含む世界の各地で感染が拡大しております。外務省は、米国を含むメキシコ以外の感染国について、渡航者及び在留邦人に十分注意をするよう呼びかける感染症危険情報を発出しています。皆様方においても引き続き報道や当局からの発表に注意を払っていただくとともに、十分な予防措置をとっていただくようお願いします。

  2. 当館管轄州における新型インフルエンザの発生状況(5月4日午後6時現在)
    • (1)ニューヨーク市(感染:73名)
      (イ)私立セントフランシス校に関連した感染例
      クィーンズ区の私立セントフランシス校における集団感染について、5月4日、ブルームバーグ市長は、確認された感染例が10名増え、69名となった旨発表した。この中には近接する市立177特別支援学校の関係者が含まれるが、いずれもセント・フランシス校と関係する感染例であると整理されている(兄弟の通学等)。両校とも休校したが、セント・フランシス校は5月4日(月)に再開し、市立177特別支援学校も5月6日(水)より再開される。
      (ロ)その他の感染例
      その他の市内の感染例としては、4月29日に確認されたメキシコ渡航歴のある2名(ブロンクスの男児1名及びブルックリンの女性1名)に加え、市当局は、5月2日に1名、4日に1名の感染例を発表した。この2名について、市当局は、本人・家族等にセント・フランシス校との関係、或いは最近のメキシコ訪問のいずれも見られない、ニューヨーク市内の感染例であると説明している。
      (ハ)感染が疑われる症例等
      4日現在、市内で感染が疑われる検査中の症例は6名(うちセント・フランシス校5名、同校及びメキシコとの関係が見られないもの1名)。
    • (2)ニューヨーク市以外の管轄地域
      (イ)ニューヨーク州(ニューヨーク市以外)(感染:17名)
      5月4日、パターソン知事は、これまで同州内(ニューヨーク市外)で感染が疑われていた17名全員の感染(内訳:サフォーク郡4名、ナッソウ郡・オレンジ郡各3名、ウェストチェスター郡2名、コートランド郡・オノノダガ郡・チャウタウクア郡・モンロー郡・ルイス郡各1名)が確認された旨を発表した。また、前日発表された、サフォーク郡ディアパーク学区の休校措置に加え、オノンダ郡及びチャタウクア郡で休校措置がとられると発表した。
      (ロ)ニュージャージー州(感染:7名)
      4月30日、コーザイン知事は、5名(モンマス郡、バーゲン郡、バーリントン郡)の感染が確認された旨を発表。更に、5月1日、州保健高齢者省は、新たに2名(バーリントン郡、サマーセット郡)の感染が確認され、1名(バーリントン郡)が検査中である旨を発表した。
      (ハ)ペンシルベニア州 (感染:1名)
      5月3日、レンデル知事は、モントゴメリー郡で1名の感染が確認されたと発表。4日、州保健省は、9名(フィラデルフィア市4名、モンントゴメリー郡2名、ライカミング郡、ルサーン郡、バックス郡各1名)が検査中である旨を発表した。
      (ニ)デラウェア州(感染:20名)
       5月4日、デラウェア州は、デラウェア大学の感染者は20名に増えたと発表。更に4名の同大学関係者及び州内の小学生2名についてもCDCで検査中。バルツ小学校については5月4日(月)より休校措置がとられている。
      (ホ)メリーランド州(感染:4名)
      5月1日、オマリー知事は公衆保健緊急事態を宣言。5月4日、4名の感染の確認を発表(ボルチモア郡の高校生1名及び大人2名、アン・アランデル郡の未就学児1名)。現時点で州内では、感染が確認されたあるいは疑われる生徒が所属するロックヴィル高校(モントゴメリー郡)、ミルフォードミル・アカデミー(ボルティモア郡)、フォルガー・マッキンゼー小学校(アン・アランデル郡)、モントペリアー小学校・ユニバーシティパーク小学校(プリンス・ジョージ郡)の5校が休校となっている。
      (ヘ)コネチカット州 (感染:2名)
      5月1日、コネチカット州のレル知事は、ストラットフォードの成人1名について新型インフルエンザの感染が確認されたと発表。州当局は、更に、5月2日、新たにミドルフィールドの児童の感染を確認した。また、4日、12名の感染をCDCで確認中である旨を発表した。
  3. 新型インフルエンザについての問い合わせ

    新型インフルエンザについてのご相談は、212−371−8222までお電話ください。

  4. 健康管理のお勧め

    在留邦人の皆様におかれましては、引き続き報道に注意の上、健康管理に万全を期してください。なお、インフルエンザの予防については一般的に下記が有効とされています。

    • (1) 人ごみを避けましょう。
    • (2) 健康状態が悪い人には近づかないようにしましょう。
    • (3) 咳やくしゃみをする際には、ティッシュで鼻と口を覆い、使用したティッシュはゴミ箱に捨ててください。
    • (4) マスクをしましょう。
    • (5) 石鹸を使い、頻繁に手洗いを励行しましょう。特に咳やくしゃみの後は徹底してください。石鹸が無い場合は、時間をかけて流水で手洗いをしてください。
    • (6) 目、鼻、口に、できるだけ触らないようにしましょう。触ったら、手を洗うようにしましょう。
    • (7) うがいと口腔ケアで口内を清潔にしましょう。
    • (8) 部屋は適度に加湿しましょう。
    • (9) よく眠り、休養をとりましょう。
    • (10)栄養を摂り、水分をしっかり摂りましょう。
    • (11)体を適度に温めましょう。

    急な発熱、咳、鼻水や息苦しさといった呼吸器症状、身体の節々(関節など)が痛い、嘔吐、下痢といった、強い感冒症状があり、健康状態が悪くなった場合は、自分で判断せずに、必ずかかりつけの医師に連絡をすることをお勧めします。このような場合は、仕事や学校を休み、家に留まり、外出及び他の人との接触を避けるようお勧めします。

  5. メキシコへの渡航

    外務省は、メキシコへの渡航を予定されている方に対し、報道等により現地の最新情報の入手に努めつつ、事態が沈静化するまでの間、不要不急の渡航は延期するよう注意喚起しています。

    感染症危険情報(メキシコ)の発出

下記のホームページ等も適宜ご参照ください。

 

外務省海外安全ホームページ (http://www.anzen.mofa.go.jp/)
新型インフルエンザの流行について
感染症危険情報(米国等)の発出
厚生労働省ホームページ (http://www.mhlw.go.jp)
新型インフルエンザに関するQ&A
新型インフルエンザ対策関連情報
新型インフルエンザに関する情報
農林水産省ホームページ
豚肉の安全性等
犬猫に対する検疫制度
在米国日本国大使館ホームページ
http://www.us.emb-japan.go.jp/j/html/file/index.html
ニューヨーク市ホームページ
(New York City Department of Health and Mental Hygiene)
http://www.nyc.gov/html/doh/html/home/home.shtml
CDC(米国疾病管理予防センター)ホームページ
http://www.cdc.gov/swineflu/
米国国務省ホームページ
http://travel.state.gov/
WHO(世界保健機構)ホームページ
http://www.who.int/csr/disease/swineflu/en/index.html

 

    

● 今までに掲載した新型インフルエンザに関するお知らせ等

 

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