在留邦人の皆様
平成26年7月31日
在ニューヨーク日本国総領事館
※本メールは緊急情報ではありませんが,総領事館からのメールマガジンとして『パークアベニュー299』の名称で皆様に情報を発信しています。
パークアベニュー299 第11号
~領事部より~
● IRSを騙る電話詐欺にご注意ください!(注意喚起)
6月6日付で当館から緊急メールにて「ニューヨーク州警察を騙る電話」等詐欺事案に関する注意喚起を発出しましたが,最近,IRS(米国歳入庁)の調査官を騙る者から電話を受けたとして複数の在留邦人の方から当館にご報告をいただきました。かけてきた電話番号が同じであるなど,同一人物(グループ)によるものである可能性が高いと思われます。 当館ホームページにかけてきた電話番号などの共通点を掲載しましたので,以下のリンクから内容をご確認の上,くれぐれも詐欺被害に遭わないよう十分注意してください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/p/kinkyu/2014/July-30.html
皆様からの情報や体験をお寄せ頂くことが当館から在留邦人の皆様への「生きた」安全情報となり,皆様の安全確保に繋がります。事件・事故・トラブル等に巻き込まれた場合には,警察等関係当局への通報と併せ当館領事部(邦人援護担当)までご連絡願います。
 
● 相談受付
当館では在留邦人の皆様から,旅券や戸籍国籍などの領事関係のことや家族の問題,児童虐待やいじめなどの問題,犯罪被害など様々な相談を受けています。
直接お役に立てない場合もあるかもしれませんが,そのような場合でも解決方法を一緒に考えていきたいと思っています。決して敷居は高くありませんので,何なりとお気軽にご相談ください。
 
● 児童虐待
子どもへの虐待への対応は日本とアメリカの間には大きな違いがあります。
例えばニューヨーク州では、法律で医療関係者や教育関係者、児童関連施設職員など多くの職種に携わる人を通報義務者とするなど、虐待監視の体制は手厚くなっています。
また、公権力の介入が即座に行われます。警察やACS(児童サービス局)が通報を受けたり、虐待を認知するとすぐに介入し、虐待の有無を厳密に確認します。この確認作業は丁寧に行われない場合もあり、虐待を行っていないにもかかわらず通報された方は不満に思ったり、疑われたことに憤激するかもしれません。ですが、アメリカでは古くから児童虐待への積極的な取り組みが始められており、このような厳しい対応が社会的に必要とされている結果のことかと思います。この点への十分な理解が必要です。
 
虐待といっても肉体的、精神的、性的なものや養育放棄などいろいろあり、日本では躾とされる行為もアメリカでは虐待と見なされたり、疑われることもあります。
 
例えば、子どもだけを車の中において数分間車から離れて買い物をするといった行為は養育放棄と見なされ、通行人に通報されることもあります。モンゴロイドに多いと言われる乳児のおしりに見られる「蒙古斑」も、その存在を知らない医者が見た場合は虐待を疑う場合もあります。大きな声で子どもを叱ったりする行為も虐待と見なされる可能性があります。古い話ですが、女児と父親が風呂に入っている光景を写真に撮ったところ、現像所で性的虐待だと判断し、警察に通報した結果、写真を受け取りにきた親が拘束されたということもありました。
 
アメリカでは子どもは社会の宝であり、社会の構成員であるすべての大人が責任を持って子どもの安全を見守る義務があるとの考えに基づき、隣近所の人や通行人の誰もが通報することが義務と思っており、気付くとすぐに通報します。悪いことは芽のうちに摘めということが徹底されているものと理解する必要があります。
 
このように、外国に住むということは、その地の文化、習慣、法律、制度などを理解しないと無用な軋轢を生んだりします。アメリカの人から見れば、外国人であろうともこのようなアメリカのことは知っていて当然と思っています。
 
子どもへの虐待をしないことはもちろんですが、虐待と間違えられないように自分の行動をチェックするとともに、アメリカを制度や風習を十分かつ正確に理解することが必要と思われます。知らなかったでは済まされませんし、言い訳にはなりません。
 
● 短期旅行者向け情報提供システム「たびレジ」
外務省は,7月1日から,滞在期間が3ヶ月に満たない海外渡航者(旅行者や出張者など)を対象とした海外旅行登録「たびレジ」システムによる情報提供サービスを開始しました。
このシステムは,海外渡航者が旅行日程・連絡先等の渡航情報を登録することにより,渡航先国・地域の最新渡航情報や,緊急事態発生時等のメール情報,安否確認等の連絡を受けることができるものです。
 
在留届を提出済みの在留邦人の皆様は,当館が出す緊急メールやメールマガジンを通じて当館管轄地域内における安全情報を受け取ることができますが,皆様が第三国や当館管轄外のアメリカ国内に旅行や出張でお出かけになる場合にこのシステムに登録すれば,その旅先の安全情報を入手することができます。是非この「たびレジ」システムをご利用いただきますようご案内します。
- 「たびレジ」登録サイト -
https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
 
● 秋の「一日領事館」開催のお知らせ
当館では,本年10月から11月にかけて,PA州フィラデルフィア,NY州バッファロー,PA州ピッツバーグ,NJ州プリンストン,NJ州パラマスで秋の「一日領事館」(領事出張サービス)を実施いたします。是非ご利用ください。詳しくは当館ホームページをご参照ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/h/1day_ryouji_2014_fall.html
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/h/1day_ryouji_2014_nj.html
● 母子健康手帳(親子健康手帳)の配布のご案内
当館では,一般社団法人 親子健康手帳普及協会より外務省を通じて提供のあった母子手帳(親子健康手帳)を当館管轄地域に在留する妊婦の皆様など対象者に配布しております。
詳しくは,当館ホームページをご覧ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/boshi-techo/index.html
● 外務省感染症広域情報
※夏休みに海外に渡航する皆様へ(海外で注意すべき感染症について)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2014C252
※海外に渡航される皆様へ(動物検疫に関する注意)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2014C254
 
● 当館休館日のお知らせ(2014年8月~12月)
 9月 1日(月) レイバー・デー
10月13日(月) コロンバス・デー
11月11日(火) ベテランズ・デー
11月27日(木) 感謝祭
11月28日(金) 感謝祭休暇
12月25日(木) クリスマス
12月29日(月) 日本の行政機関の休日
12月30日(火) 同上
12月31日(水) 同上
● 平成26年度領事・旅券手数料(2014年4月1日申請から適用)
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/pdfs/ryoji-tesuryo.pdf
 
~総務部より~
● 平成26年度外務大臣表彰受賞者
7月24日,外務省は平成26年度(2014年度)外務大臣表彰受賞者を発表しました。これは,我が国と諸外国との友好親善関係増進における特に顕著な功績のあった方・団体を表彰するもので,当館管内ではゲーリー森脇・ニューヨーク日系人会名誉会長(Mr.Gary S.Moriwaki,Honorary President of Japanese American Association of New York),スーザン大沼・ニューヨーク日系人会会長(Ms.Susan J. Onuma,President of Japanese American Association of New York) 及びペンシルバニア日米協会(The Japan-America Society of Pennsylvania)が受賞されました。詳細は当館ホームページをご覧ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/h/honors/2014_Minister.for.ForeignMinisters.toHonor/index.html
~広報センターより~
● 新海誠監督映画「ほしのこえ」、「秒速5センチメートル」上映会の開催
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/pdfs/2014-DoubleFeatureFilmScreaning/index.pdf
 
● NY近郊日本関連イベントカレンダー:
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/en/n/01.html
● 日本総領事館ホームページ:
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/index.html
● 日本総領事館ツイッター:
https://twitter.com/JapanCons_NY
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■ ご帰国等でこの配信を止めたい,或いは,登録してあるメールアドレスを変更したい場合には,以下のリンクから画面上の手順に従って手続きができます。
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kinkyu@ny.mofa.go.jp
● 在留届,帰国・転出等の届出は,
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
から所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851まで送付ください。
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