IRSを騙る電話詐欺にご注意ください!(注意喚起)
2014年7月30日
在留邦人の皆さま
※ 本お知らせは,お勤め先やご家族,知人等の方とも共有いただきますようお願い申し上げます。
6月6日付にて
「 ニューヨーク州警察を騙る電話 」等詐欺事案に関する注意喚起 を発出しましたが,最近,IRS(米国歳入庁)の調査官などを騙る者から電話を受けたとして複数の在留邦人の方から当館にご報告いただきました。かかってきた電話番号が同じであるなど,同一人物(グループ)によるものである可能性が高いと思われます。以下に共通点を記載しますので,同様の電話連絡を受けた場合には,詐欺の可能性が極めて高いので十分注意してください。
[ 共通点 ]
- 電話番号が「 202-241-2553 」 からの発信(局番202はワシントンDCのもの)
- 南西アジア系と思われるなまりの英語を話す
- 「国際間送金などに違法取引がある」などとしてペナルティを要求する
- ペナルティの納付に応じないと法的手続き(国外追放など)が取られる旨脅す
- ペナルティの納付方法はコンビニなどで購入できるプリペイドカードに相当額をチャージさせた上でカード番号を知らせるよう指定する
- 本人が不在(留守電)の場合,本人もしくは顧問弁護士からコールバックを要求し,信頼させる
基本的に,公的機関が突然違反金などを支払うよう電話をかけることはありません(違反切符や書簡などが発出される場合が殆どです。)。また,納付方法として,プリペイドカードを購入させ,その番号を求めてくることはありません。公的機関から突然連絡があり,「違法行為がある」などと指摘されると,気が動転してしまうことがありますが,冷静に対応してくれぐれも詐欺被害に遭わないようご注意ください。
IRSを騙った者から連絡を受けた(被害にあった)場合には,
米国財務省税務管理監査官(TIGAT: Treasury Inspector General for Tax Administration)のウェブサイトにて事案受付を行っていますので,こちらにご登録ください。
TIGAT ウェブサイト:
http://www.treasury.gov/tigta/contact_report_scam.shtml
なお,今回の注意喚起を発出するに際しては,実際に電話を受けられた方々からの情報を活用させていただいています。皆さまからの情報や体験をお寄せいただくことが当館から在留邦人の皆さまへの「生きた」安全情報となり,皆さまの安全確保に繋がります。事件・事故・トラブル等に巻き込まれた場合には,警察等関係当局への通報と併せ当館領事部(邦人援護担当)までご連絡願います。
(連絡先)
在ニューヨーク日本国総領事館
電話:212-371-8222
電子メール:
ryoji@ny.mofa.go.jp