在留邦人の皆様及び旅行中の皆様
平成27年4月28日
在ニューヨーク日本国総領事館
※本メールは,安全対策情報を含む総領事館からのお知らせとして『パークアベニュー299』の名称で皆様に情報を発信しています。
パークアベニュー299 第16号
【在ニューヨーク総領事館】 安全対策情報等
~領事部より~
● コヨーテなど野生動物にご注意ください!
最近,ニュージャージー州バーゲン郡で野生のコヨーテに複数の人が噛まれた事案やニューヨーク市マンハッタン区でコヨーテが出没していることが報道されています。元来,コヨーテは人間との接触を避ける傾向がありますが,最近は人間をあまり恐れなくなり,食べ物が豊富にある町中にも出没するようになったと言われています。
ニュージャージー州の事例では大人が被害に遭っていますが,小さなお子様や小動物がコヨーテに襲われた場合に重大な怪我に繋がる可能性がありますので,お子様のいるご家庭や小動物をペットとされている方は特に注意が必要です。もしコヨーテらしき動物と遭遇した場合には,決して近づかず,石や小枝などを投げたりして追い払うようにしてください。
(参考)ニューヨーク州環境保護局ホームページ(英語): 
http://www.dec.ny.gov/animals/6971.html
また,コヨーテに限らず野生動物と接触することによって,狂犬病に感染するリスクがあります。狂犬病は,発症すると死に至る病気です。暖かくなり,公園など野外で休日を過ごすことが多い季節になってきましたが,リスなどの小動物を見かけたとしても接触することは避けてください。万が一,動物に咬まれた場合には,すぐに傷口を石けんと水でよく洗い,医療機関で受診して下さい。
(参考)
ニューヨーク州保健局ホームページ(英語):
http://www.health.ny.gov/diseases/communicable/rabies/fact_sheet.htm
厚生労働省ホームページ(日本語):
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
 
● ポイズンアイビー(Poison Ivy:ツタウルシ)による接触性皮膚炎
長かった冬も終わり,暑い夏がやってきます。野外活動も増えてくると思われますが,公園などに生えているポイズンアイビーによる接触皮膚炎にご注意ください。ポイズンアイビーは身近にある植物で,毒性は強く,ウルシと同じUrushiolという物質が原因でかぶれます。
この葉に触ると,最初は触れた手足や顔に薄くブツブツができ,次第に広がり,水泡を作ります。ポイズンアイビーに触れたと思われた場合はできるだけ早く水洗いしてください。Urushiolは水と中和するので触れてから5分以内に洗い流せば他のところへの拡散を防ぐことができます。かゆみが出たら冷やしたり,冷たいシャワーを浴びることでかゆみを和らげることができます。中には感受性が強く重症化する場合がありますので,このような場合はできるだけ早く皮膚科の診察を受けてください。 ポイズンアイビーについて詳細は以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/g/06.html#pIvy
● パスポート管理は大丈夫ですか?
4月下旬から5月初旬のゴールデンウィークを利用して,在留邦人の皆様のご家族やご友人がアメリカに来られるという方も多いのではないでしょうか。ゴールデンウィークのみならず,夏休みや年末年始など多くの日本人がニューヨークを訪れる時期に当館の領事窓口も混雑します。なぜかというと,パスポートを紛失する方,盗難にあう方が増えるからです。今年の春休みには1日に10名もの人がパスポート紛失・盗難の手続きのために来館した日がありました。 短期滞在者に多いのは,タクシーに置き忘れたり,観光中にスリにあったりするケースです。在留邦人の場合には,自宅にあったはずなのに気づいたら所在が分からなくなっていたというケースが目立ちます。 パスポートを失ってしまうと,再発行しなければなりませんので,予定どおり旅行ができなくなったり,帰国予定日に帰れなくなったり,折角の旅行が台無しになってしまいます。また,紛失・盗難にあったパスポートが,不正な出入国や国際的な犯罪に悪用される場合もあります。 パスポートの紛失・盗難は自分がきちんと注意すれば防ぐことができます。皆様におかれては,ご自身のパスポートの管理状況を今一度ご確認いただくとともに,ご家族やご友人などが来られた際には,皆様から紛失したり,盗難にあわないよう注意を促していただければと思います。
● 外務省渡航情報
○【広域情報】海外に渡航する皆様へ(動物検疫に関する注意)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C104
○【広域情報】ゴールデンウィークに海外へ渡航される皆様へ(海外で注意すべき感染症について)
http://www2.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo.asp?infocode=2015C110
● ニューヨーク市身分証(IDNYC)について
ニューヨーク市が14歳以上の同市居住者に発行する身分証IDNYCについては,本メールマガジン第13号でもお知らせしましたが,本年1月の受付開始以降既に10万人以上の申請がなされており,現在申請するにも予約が必要な状態です。
IDNYCは身分証としての機能のほか,図書館カードとしても使え,市内の33文化施設(博物館,植物園,動物園等)での1年間無料メンバーシップや処方薬,映画チケット,健康・フィットネスクラブ等の割引など各種特典が受けられます(12月末まで)。
IDNYCの取得には米国滞在資格の有無は問われませんが,申請の際は,本人確認と住所確認のための書類が求められます。ニューヨーク州発行の運転免許証があれば,本人確認と住所確認が同時にできるため,その提示のみで申請が受け付けられます。ニューヨーク州発行の運転免許証が無い場合でも,本人確認書類として有効なパスポート,住所確認書類として住所が記載された公共料金の請求書を提示すれば申請できます。
当館から同市に,日本の運転免許証や戸籍謄本など日本語で記載された文書を受け付けるかどうかを照会したところ,受け付け可能とのことでした。ただし,IDNYCの取得は証明書類のポイント制となっており,これら日本語の文書のポイントだけでは不十分ですので,自分が用意できる証明書類のポイントを予めご確認ください。
申請窓口の所在地,予約方法,証明書類のポイント等詳細については,以下のニューヨーク市ウェブサイトをご参照ください。日本語の申請書も用意されています。
http://www1.nyc.gov/site/idnyc/index.page
 
● 平成27(2015)年度領事手数料のお知らせ
当館で発行しているパスポート,主な証明書の手数料は,平成27年4月1日受理分より以下のとおり変更となります。 このほかの証明や日本国ビザの手数料は当館ホームページをご参照ください。
○ 10年有効パスポート      145ドル
○ 5年有効パスポート       100ドル
○ 5年有効パスポート(12歳未満) 55ドル
○ 記載事項変更パスポート      55ドル
○ 在留証明             11ドル
○ 出生、婚姻、死亡等身分事項の証明 11ドル
○ 翻訳証明             40ドル
○ 署名証明(官公署に係るもの)   41ドル
○ 署名証明(上記以外)       15ドル
○ 自動車運転免許抜粋証明      19ドル
○ 旅券所持証明           19ドル
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■ 本お知らせは,安全対策に関する情報を含むため,在留届への電子アドレス登録者,「緊急メール/総領事館からのお知らせ」登録者,外務省海外旅行登録「たびレジ」登録者に配信しています(本お知らせに関しては,配信停止を承れませんのでご了承願います。)。
■ 本お知らせは,ご本人にとどまらず,家族内,組織内で共有いただくとともにお知り合いの方にもお伝えいただきますようご協力のほどよろしくお願いいたします。
■ 在留届,帰国・転出等の届出を励行願います。
緊急時の安否確認を当館から行うために必要です。
以下のURLから所定の用紙をダウンロード後,FAXで(212)755-2851までご送付ください。
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/b/02.html
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