<< Home  |  English >>

在留邦人の皆様
平成25年12月24日
在ニューヨーク日本国総領事館
※本メールは緊急情報ではありませんが、今後、メールマガジンとして『 パークアベニュー299 』の名称で皆様に情報を発信させて頂きます。
パークアベニュー299 第5号
~領事部より~
● 年末年始の旅行時における安全対策
本年も年の瀬が迫り、年末年始に海外旅行を計画されている方も多いと思います。旅行先によっては、治安情勢が良くない国・地域もあります。
皆さまにおかれては、既に十分な安全対策を取っておられると思われますが、出発前の準備段階で以下の点についても今一度ご留意の上、安全で快適なご旅行を過ごしていただければと思います。
○ 現地治安状況等を確認しておきましょう
外務省海外安全ホームページでは、各国毎に安全対策上に必要となる情報や海外における感染症情報を掲載しています。旅行前には、旅行先に危険情報が発出されているか確認することをお勧めします。

外務省海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp
○ 現地緊急連絡先・緊急避難先を確認しておきましょう
事件事故に巻き込まれた場合、米国であれば「911」、日本であれば「110(警察)」または「119(消防・救急)」に連絡することは知っているでしょうが、旅行先での警察や消防等の緊急連絡先はご存じですか。
知らない場合は、万一に備え、旅行先の緊急連絡先を確認しておきましよう。また、事件事故に遭遇した場合に助けを求められる場所(警察、医療機関、現地日本大使館・総領事館等)の連絡先、宿泊先等との位置関係を確認することをお勧めします。
○ スマートフォンや携帯電話の紛失に備えましょう
旅行先で普段使っているスマートフォンや携帯電話が無くなると、家族、友人の電話番号が分からなくなったり、スマートフォンの場合は、電子メール、地図機能やスケジュール表も見られなくなります。 紛失やスリ等の盗難被害は起こりえるものと考え、万一に備え、主要な連絡先が書かれた電話帳(可能であれば予備の携帯電話に登録しておく)や手帳、地図等を紙媒体でお持ちになることをお勧めします。
○ 身分証明書のコピーはいつも携帯しましょう
旅行先でホテル周辺を散策する時、あまり貴重品を持って出ないと思います。但し、何も持っていないと急に意識を失って倒れたり、事故に遭った場合、救急隊員や搬送先の病院は患者が誰なのか特定することができません。 そうすると患者の関係者に連絡が取れず、緊急手術が必要であっても関係者の同意が取れず、処置が遅れてしまうことがあるかもしれません。また、パスポートを紛失してしまったら、自分が誰であるかを証明できなくなりますし、パスポートにあるビザや出入国歴も分からなくなってしまいます。 このようなことを避けるためにも、パスポート等の大事な身分証明書は必ず数枚のコピーを取っておき、そのうちの1枚は必ず所持して出かけるようにしましょう。
○ 空港からの移動手段は十分調べておきましょう
旅行先の空港に到着してからの移動手段は、電車、シャトルバス、タクシー等々、様々な方法があります。 当館では、ニューヨークにおいて無許可営業のタクシーに乗車して法外な料金を請求される日本人旅行者から相談を受けることがありますが、被害に遭われた方は、移動手段について無計画だった方や当初予定していた移動手段を変えた方(元々は電車での移動を計画)が多い傾向にあります。
旅行の始まりに嫌な思いをしないためにも、空港からの移動手段については、料金や所要時間等を調べて決めておき、よほどのことがない限り移動方法を変更しないようにしましょう。
また、旅行先によっては、空港タクシーも危険なところがあります。その場合には、ハイヤー(リムジン)や運転手付きレンタカーを手配する方がより安全ですが、出発前に運転手の名前、連絡先、待ち合わせ場所等の情報を手配会社から入手するようにしましょう。
● 在留届提出のお願い
先日、当館に在留届を提出されている方で在留届にメールアドレスが記載されている方にメールをお送りし、在留確認を行いました。ご協力ありがとうございました。
フィリピンのハリケーン被害が激しかったことは皆様もご存じのここと思いますが、邦人の安否について多く報じられていました。最終的に在留届を提出されていた方全員の安全が確認されたようですが、この確認にはかなりの時間がかかりました。このように時間がかかったのは通信インフラの遮断などがあったのでしょうが、既に帰国していたり、転居したにもかかわらず届出を行っていなかったために、訪ねていっても誰もいなかったなどということがあったからです。
大きな事件、事故が発生した場合、我々は日本国籍を持つ被害者、被災者がいないかどうかを当局に照会します。
アメリカで米系企業に勤務されている方の場合、日本人は自分一人といった方もいらっしゃると思います。企業では所属する社員の国籍までは把握していないことが多いでしょうから、事件、事故に巻き込まれても、我々が日本人被害者の存在を把握することができず、その結果、支援できないことが考えられます。
日系企業であれば被害者の有無について照会をお願いすることがありますが、米系企業の場合はそうもいきません。企業側が国籍を把握していないことが多いからです。
今年、マンハッタンのエンパイアステートビル付近で拳銃の射撃による死傷事件がありましたが、当館では在留届のデータから同ビルのZIPコードを検索したところ、所属先の住所などから数人の邦人が浮かび上がりましたので、連絡の上安全確認をとることができました。
このように、在留届は在留邦人の皆様の安否確認に使われる重要なものです。自分の身は自分で守ることが海外で生活する上での鉄則です。在留届を出すことが自分で自分の身を守ることに繋がります。是非、提出をお願いします。また、変更がありましたら遅滞なく変更届をお送り願います。
● 最近相談を受けた詐欺疑い事案(注意喚起)
当館では日々様々な相談を受けておりますが、最近、詐欺の可能性が高いと思われる事案の相談が複数寄せられました。 本年8月に配信した本メールマガジン3号でも詐欺被害について注意喚起しましたが、以下の3事例を新たに紹介しますので、今後、皆さまがこのような事例に接した場合には、くれぐれも被害に遭われないよう十分ご注意ください。
○ インターネットオークションでのトラブル
(事案概要)
在留邦人Aさんは、インターネットオークションサイトに家電製品を出品した。出品後、まもなくして買い手B氏が現れ、代金の支払いとしてマネーオーダーが送られてきた。
しかし、マネーオーダーの金額が落札額よりも高額だったため、AさんがB氏に連絡したところ、「間違ったマネーオーダーを送付してしまったので、差額分をマネーオーダーで送り返して欲しい」と言われ、Aさんはそのマネーオーダーを一旦自分の口座に入金して、差額分のマネーオーダーをB氏宛に送った。
(結果)
後日、Aさんが銀行に確認したところ、先日現金化したマネーオーダーは偽造であることが判明したため、一旦入金されたものの取引きは無効となり、また、Aさんの口座は不正利用を疑われ凍結されてしまった。
○ 英国に所在する銀行からの資産相続に関する手紙
(事案概要)
在留邦人Cさん宛てに身に覚えのない英国に所在する銀行から手紙が届いた。内容はCさんと同姓の邦人男性D氏がこの銀行に口座を有しているが、旅行先のミャンマーで死亡したため、多額の資産(約48億円)の相続手続きを行っているというもの。
銀行側は当初、近親者であるD氏の子息E氏に相続しようとしたが、親族関係の立証ができなかったため、別の相続者として、遠縁であるが同姓のCさんがノミネートされたので、銀行に連絡してほしいと記されていた。
(結果)
Cさんは、D氏という親族はいないし、また、手紙の内容に不審を覚えたので、一切応じず、総領事館に連絡した。
○ 海外旅行中の友人からの支援要請
(事案概要)
在留邦人Fさんに、友人のG氏(を語った者)から1通の電子メールが届いた。内容は、旅行先のウクライナで強盗被害に遭ってしまい、現金やクレジットカードなどの貴重品を奪われてしまったので、ホテル代金などの旅行経費を(銀行口座などが不要な送金方法で)海外送金して欲しいとの依頼があった。
Fさんは、友人の一大事だと思い、指定された方法で1、500ドルを送金した。
(結果)
送金した後に、G氏(を語った者)から電子メールが届き、ウクライナでのドル換金率が悪いため、更に1、750ドルを送金して欲しいと書かれていたので、疑念をいただき、G氏に電話連絡したところ、G氏はウクライナに旅行し ていないことが分かった。
今回紹介した事例以外にも様々な詐欺の手口がありますが、被害に遭わないようにするためには、まずは個々人が防犯意識を高く持っている必要があります。
今後も当館が相談を受け付けた事案を随時情報発信していきますので、これらをご参考の上、「おかしい」と思った場合には、当館領事部(邦人援護担当)にご相談ください。
● 買い物の後は要注意
12月は歳末商戦もたけなわとなり、皆様の中にも買い物を楽しんでいる方もおられると思います。
買い物に熱中し、気がつけば両手にいっぱいのショッピングバッグを抱えて、防犯がおろそかになることがあります。
スリ犯から見れば、ショッピングバッグで手がふさがれている人はお金をいっぱい持っていて、しかも財布の入ったバッグへの関心が薄れているように見えますので、格好の標的になります。
スリ被害から身を守るにはスキを見せないことが肝心です。スリ犯はスキのありそうな人を見つけると後をつけ、最も気が散っているときに実行に及びます。ですので、スキを見せないようにしましょう。
● アンケート結果に対する回答(その2)  
旅券関係
旅券の更新時に戸籍を提出しないですむようにしてもらえないかとのご要望が寄せられています。旅券は最初に作成する時は戸籍謄(抄)本が必要ですが、旅券の有効期間内に更新のための新規旅券申請を行う場合は、戸籍に変更がない場合との条件がありますが、原則として戸籍謄(抄)本を提出する必要はありません。
「原則として」とあるのは、法律上、旅券申請に必要な書類として戸籍謄(抄)本があげられていますので、必ず免除されるわけではなく、場合によっては提出をお願いすることもあるということです。
従いまして、常に旅券が失効する前に新たな旅券を申請いただく場合は「原則として」ではありますが戸籍謄(抄)は免除されます。
なお、本籍地に親族などがいないこともあり、戸籍謄(抄)本を在外公館の手で取り寄せてもらうとありがたいとの要望もお聞きします。これについては、手数料をどうするかという問題や戸籍法との関係もあり、できませんのでご了承願います。
最近では日本の戸籍役場も柔軟に対応し、海外からの郵送申請なども受けている市区町村もあるようですので、まずは市区町村役場に相談されてはいかがでしょうか。
● 年末年始の領事窓口
当館は、本年12月28日(土)から明年1月5日(日)まで休館となります。年明けは旅券、各種証明・届出等の窓口が大変混み合うことが予想されますので、年内のご申請をおすすめします。本年内は、12月23日(月)、24日(火)、26日(木)、27日(金)が開館しています。
~広報センターより~
● Japan Day @ セントラルパーク 2014
第3回「Japan Day アートコンテスト」
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/pdfs/JapanDay/2014/2014JapanDayArtContest-jp.pdf
「ステージパフォーマー」及び「フード&アクティビティーテント出展団体」公募開始のお知らせ
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/pdfs/JapanDay/2014/2014JapanDayActivities-jp.pdf
● NY近郊日本関連イベントカレンダーhttp://www.ny.us.emb-japan.go.jp/en/n/01.html
● [展示会] 藍工房: 在ニューヨーク日本国総領事館ギャラリーに於いて
http://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/i2/2013-12-10--26_AikoboExhibition.html
● 日本総領事館ホームページhttp://www.ny.us.emb-japan.go.jp/jp/html/index.html
● 日本総領事館ツイッターhttps://twitter.com/JapanCons_NY
   
ご案内
緊急情報
新着情報一覧
パスポート
在留届
届出と証明
在外選挙
税・年金・保険
教育情報
医療情報
ご意見箱