ニューヨーク安全対策情報(2015年4月~6月期)

2015年7月27日
当館では,ニューヨークに在留される皆さまやご旅行でお越しになる方の安全対策に役立てていただくため,当館ホームページに3か月毎にニューヨークの治安情勢や邦人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。従来から毎月更新している「ニューヨーク市の事件発生状況」や随時発信する「安全対策情報」や「パークアベニュー299(メールマガジン)」と併せて皆さまの安全対策にご活用ください。
  • 一般犯罪発生状況
    ニューヨーク市における2015年4月から6月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです(毎月のニューヨーク市の主な事件発生状況については,こちらをご覧ください。)。

    (1) 一般犯罪の発生状況(前年同期件数:増減率 (増△,減▼))

    殺  人
    71件(    69件:  2.9%△)
    強  姦
    341件(    321件: 6.2%△)
    強  盗
    3,669件( 3,482件: 5.4%△)
    加重暴行
    4,657件(  4,838件:  3.7%▼)
    侵入窃盗
    3,264件(  3,532件:  7.6%▼)
    窃  盗
    9,497件( 9,852件:  3.6%▼)
    自動車盗
    1,795件(  1,775件:  1.1%△)
    合  計
    23,294件(23,869件:  2.4%▼)

    (2) 一般犯罪の発生傾向
    ニューヨーク市警が発表する犯罪統計などによると,前年同期と比較して,合計数は575件減少していますが,殺人,強姦及び強盗の発生件数がそれぞれ微増しており,依然として高い水準にあります。ニューヨーク市内全域で銃器使用の殺人事件などの凶悪犯罪が発生している他,窃盗事件も多数発生していることから引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。
  • 邦人の犯罪被害の事例(当館管轄地域内)

    1)
    4月上旬,在留邦人の女性が,マンハッタン区アッパーウエスト所在の長期滞在者用アパートを見学中に現金を奪われた。
    2)
    4月上旬,留学中の男性が,ペンシルベニア州フィラデルフィア市の路上にて,旅券等の貴重品の入った鞄を置き引きされた。
    3)
    4月中旬,観光目的で短期滞在中の男性が,マンハッタン区ミッドタウンの路上にて,ショルダーバックから旅券や財布をすられた。
    4)
    4月下旬,在留邦人の女性が,ブルックリン区からマンハッタン区への地下鉄乗車中,鞄から旅券をすられた。
    5)
    4月下旬,観光目的で短期滞在中の男性が,ブルックリン区所在のバーにて,旅券や現金等の貴重品が入ったポーチを置き引きされた。
    6)
    5月上旬,在留邦人の男性が,マンハッタン区ミッドタウンの路上にて,4人組の男らに暴行を加えられ,貴重品の入った鞄を奪われそうになった。
    7)
    5月上旬,観光目的で短期滞在中の女性が,JFK空港にてシャトルバスを待っていた際,3人組の男らに旅券等の貴重品をすられた。
    8)
    5月上旬,在留邦人の女性が,ブルックリン区の自宅アパート前にて,スマートフォンを奪われた。
    9)
    5月中旬,在留邦人の女性が,マンハッタン区イーストヴィレッジ所在のバーにて,旅券や現金の入った鞄を置き引きされた。
    10)
    5月下旬,在留邦人の男性が,マンハッタン区ダウンタウン所在の地下鉄1号線Rector Street駅の改札にて,男に財布をひったくられた。
    11)
    5月下旬,留学中の男性が,ブロンクス区内の銀行にて,ATMで現金を入金しようとした際,隣にいた男がATMの操作方法を教えるとして近づき,持っていた小切手(額面900ドル)を誤って男性の口座に入金手続きしてしまったとして,相当額の現金を要求された。入金手続きされた小切手は,後日,偽造小切手であることが判明した。
    12)
    6月上旬,在留邦人の男性が,マンハッタン区ミッドタウン所在の地下鉄6号線28th Street駅構内において,4~6人組の男女に囲まれ,スマートフォンを奪われた。
    13)
    6月中旬,観光目的で短期滞在中の男性が,マンハッタン区ハーレムの路上にて,タブレット端末やデジタルカメラ等の貴重品が入った鞄をひったくられた。
  • テロ・爆弾事件発生状況
    ニューヨーク市警では発表していません。
  • 誘拐・脅迫事件発生状況
    ニューヨーク市警では発表していません。
  • 日本企業の安全に関する諸問題
    国際情勢の推移により,政治的な背景による反日示威行動が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合,通常は警察当局の監視下にあるので暴力的ではないものの,偶発的な事故が起こりやすい状況にあるので十分な注意が必要です。
  • 日本人安全対策のためにとった具体的措置
    当館ホームページ,ツイッター及び緊急メールを以て以下の安全情報の提供を行いました。

    1)
    ニューヨーク市の事件発生状況(ホームページのみ:定期的更新)
    2)
    渡航情報(広域情報)「海外へ渡航する皆様へ(動物検疫に関する注意)」(4月22日:ホームページ及びツイッター,4月28日:パークアベニュー299第16号
    3)
    渡航情報(広域情報)「ゴールデンウィークに海外に渡航する皆様へ(海外で注意すべき感染症について)」(4月24日:ホームページ及びツイッター4月28日:パークアベニュー299第16号
    4)
    セントラルパークでの強盗・恐喝事件の発生(5月22日:パークアベニュー299第17号
    5)
    ニューヨーク市の治安について(邦人暴行被害事件を受けて)(5月22日:パークアベニュー299第17号
    6)
    メガネ詐欺(恐喝)に気をつけましょう(5月22日:パークアベニュー299第17号
    7)
    渡航情報(広域情報)「ハリケーンシーズンに際しての注意喚起」(5月29日:ホームページ及びツイッター
    8)
    【注意喚起】アジア系女性を狙った暴行事件の発生について(6月15日,19日,23日:緊急メール,ホームページ及びツイッター
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