年末年始の旅行時における安全対策(注意喚起)

2014年12月22日
在留邦人及び旅行中の皆様
※ 本お知らせは,お勤め先やご家族,知人等の方とも共有いただきますようお願い申し上げます。
本年も年の瀬を迎え,年末年始に海外旅行を計画されている方も多いと思います。年末年始にニューヨークへ旅行に来られる方も多いことでしょう。そこで,旅行の安全対策についてまとめました。安全で楽しいホリデーシーズンとなることを願っております。
  • 海外旅行(在留邦人の方におかれては当館管轄区域外旅行)される方へ
    (1)たびレジに登録しましょう
    たびレジは,海外渡航者が旅行日程・連絡先等の渡航情報を登録することにより,渡航先国・地域の最新渡航情報や,緊急事態発生時等のメール情報,安否確認等の連絡を受けることができるシステムです。
    海外旅行,当館管轄区域外へお出かけの際はたびレジへの登録をお願いいたします。


    (2)現地治安状況等を確認しましょう
    旅先によっては治安情勢が良くない国もあります。外務省海外安全ホームページでは,渡航先の危険情報,査証・出入国時に関する情報,滞在時の注意事項,風俗・習慣,医療情報,現地緊急電話番号(警察,消防,現地日本大使館・総領事館等)などを知ることができます。


    (3)重要情報の"バックアップ" をとっておく  
    パスポートを紛失してしまった時などに備えてパスポート等大切な身分証明書のコピーを取っておき,必ず携行するようにしましょう。
    スマートフォンや携帯電話の盗難・紛失,電池切れなどに備え,主要な連絡先・地図等は紙媒体に控えておくことをお勧めいたします。
    また,旅行予定と現地連絡先を家族や信頼できる友人に伝えておきましょう。いざという時に安心です。

    (4)旅行保険の加入も忘れずに
    旅先で事故や事件に巻き込まれないとは限りません。おもいがけない病気にかかる可能性もあります。海外旅行保険に加入していれば,事故や病気の際の医療費や移送費,携行品損害が補償されるほか,通訳手配サービスなども受けられます。「備えあれば憂いなし」です。

    (5)パスポートの管理 パスポートは,日本政府が、海外であなたが日本人であることとあなたの氏名・年齢などを証明する国際的身分証明書です。また,万一何かが起こった時にはその国の政府に対してあなたに必要な保護と援助を与えるよう要請する重要な公文書でもあります。パスポートは生命の次に大切なもの!旅行前も旅行中も適切に管理しましょう。


  • ニューヨークへのご旅行を予定されている方へ
    旅行者の方が当地滞在中に遭いやすいトラブル(被害)とその対策を紹介します。実際に被害に遭っても,残念ながら証拠不十分などの理由から警察への被害届出不受理や犯人検挙が困難なことも多々あります。くれぐれも被害に遭わないようご注意願います。
    (1)ニューヨークJFK空港での白タク被害
    ニューヨークJFK空港ターミナルでの白タク被害が複数報告されています。被害額は200ドル~600ドルと高額で,所持金が少ない場合はATMでの現金引き出しを求められたケースもあります。特に1人旅などの若い男性が被害に遭いやすい傾向があります。必ず空港指定のタクシー乗り場から正規タクシーを利用しましょう。
    (参考)2014年10月17日付注意喚起
    最近相談を受けた犯罪被害(未遂を含む)案件について【事案5】JFK空港での白タク被害

    (2)窃盗(スリ・置き引き)被害
    昨年,当館には103件の窃盗被害報告がありましたが,実に被害の半数を観光客が占めていました。主な被害傾向・特徴は以下のとおりです。
    ・スリ,置き引きが圧倒的に多い。
    ・被害発生場所は多い順に路上,地下鉄車内,レストラン・バー。美術館,ホテルでも被害あり。
    ・マンハッタン区5番街(50丁目以北~セントラルパーク周辺)やタイムズスクエア周辺でのスリ被害が目立つ。
    ・地下鉄車内での居眠り中の置き引き被害も複数あり(特にクイーンズやブルックリンの路線)。
    ホリデーシーズンになるとニューヨークはますます多くの人で賑わいます。カバンは決して手から離さず,人混みの中で体が不自然に押されたり触れられたりしたときはすぐに所持品を確認しましょう。スリ・置き引き被害は,あなた自身がほんの少しの注意をすることで格段に防ぐことができます。

    (3)繁華街における各種詐欺・恐喝 マンハッタン内の繁華街などでは,メガネを掛けた(持った)者に突然ぶつかられ「メガネが壊れた」として数百ドルの弁償を求められるいわゆる「メガネ詐欺」やCDを無料で配布したように見せかけ,受け取ると法外な料金を請求する「CD詐欺」が度々発生し,複数の日本人が被害に遭っています。
    また,最近では,土産物屋等での強引なセールスや人力タクシー(ペディキャブ)による法外な料金請求なども報告されています。以下,対策を記します。
    (ア) 人通りの多いところでは,他の通行者の動きに十分注意する。手荷物が多い時は,他の通行者にぶつからないよう特に気をつけましょう。
    (イ)故意にぶつかってきた者に対して弁償する必要はありません。弁償を求められた場合には,「警察署に行って話そう」と言うなど毅然とした態度をとりましょう。
    (ウ)路上で見知らぬ人に声を掛けられても安易に応じない。
    (エ)無理に配布物を渡されそうになっても不要なものは決して受け取らない。
    (オ)配布物を受け取った結果,法外な料金を求められた場合には,はっきりと配布物の返還意思を示しましょう。
    (カ) 強引に金銭などを奪おうとするなど危害を加えられそうな場合には,「Help Me」などと大声を上げたりして周囲の人に助けを求めましょう。
ご案内
緊急情報
新着情報一覧
パスポート
在留届
届出と証明
在外選挙
税・年金・保険
教育情報
医療情報
ご意見箱