ニューヨーク安全対策情報(2026年7月~9月期)
令和8年10月15日
在留邦人の皆様
在ニューヨーク日本国総領事館
当館では、ニューヨークに在留される皆様の安全対策に役立てていただくため、3か月毎にニューヨークの治安情勢や日本人の犯罪被害例などを「ニューヨーク安全対策情報」として掲載しています。随時発信する注意喚起などと併せて安全対策にご活用ください。
1 一般犯罪発生状況
ニューヨーク市における2026年7月から9月までの一般犯罪発生状況は以下のとおりです。
(1)一般犯罪の発生状況(前年同期との増減率(増△、減▼))
殺 人 73件( 19.8%▼)
不同意性交 526件( 0.2%▼)
強 盗 3,653件( 13.6%▼)
暴行・傷害 7,849件( 1.5%▼)
侵 入 盗 2,892件( 11.7%▼)
重 窃 盗 12,071件( 10.2%▼)
自 動 車 盗 3,255件( 17.1%▼)
合計 30,910件( 9.4%▼)
殺 人 73件( 19.8%▼)
不同意性交 526件( 0.2%▼)
強 盗 3,653件( 13.6%▼)
暴行・傷害 7,849件( 1.5%▼)
侵 入 盗 2,892件( 11.7%▼)
重 窃 盗 12,071件( 10.2%▼)
自 動 車 盗 3,255件( 17.1%▼)
合計 30,910件( 9.4%▼)
(2)一般犯罪の発生傾向
ア ニューヨーク市警発表の犯罪統計によると、今期(2026年7月から9月まで)の一般犯罪の発生件数は、前年同期と比較して、約9.4%減少しました。しかし、マンハッタン区を含むニューヨーク市内全域で殺人事件などの凶悪犯罪が発生していますので、引き続き日頃の安全対策に注意が必要です。
イ また、同犯罪統計によると、今期(2026年7月から9月まで)、アジア系の人々に対するヘイトクライムが5件発生しています。当総領事館に対して、日本人が被害に遭ったとの報告は寄せられていませんが、根拠のない情報に基づいた個人的偏見によるヘイトクライムやハラスメントが日本人を含むアジア系の人々に向けられる可能性がありますので、引き続き注意が必要です。
ウ 8月31日、ニューヨーク市マンハッタン区タイムズスクエア付近(7番街と42丁目の交差点付近)において、ナイフを持った女性が通行人を無差別に襲撃する事件が発生しました。多くの人が集まる場所では、常に周囲の状況に警戒するなど、ご自身の安全確保に十分注意を払ってください。
2 日本人の犯罪被害(未遂を含む)の事例(当館管轄地域内。当館に報告のあった事例)
(1)JFK空港での白タク被害(本事案以外に類似案件4件報告あり)
JFK空港到着後、到着出口からタクシーの案内に従い進んだ途中で、きちんとした身なりの女性に案内され、通常のタクシー乗り場とは別の場所で停めてあった黒いハイヤーに乗車した。宿泊先のマンハッタン内のホテル付近で停められ、750ドルを請求されたので、運転手と口論になったが深夜で疲れていることもあり、支払をしてしまった。(下記3(5)も参照。)
(2)個人売買サイトを利用した詐欺未遂
日本人向けの個人売買サイトに電化製品を出品したところ、日本人ではないと思われる英語での購入希望メールが届いた。しかし、先方は頑なにZelleや対面での現金払いを拒み、小切手による支払いと配送業者の利用を執拗に要求してきた。詐欺を疑い、「現金によるその場での受け渡し、または事前のZelle送金以外には応じない」と返信したところ、相手からの連絡は途絶えた。
(注)取引額を上回る金額の小切手が送りつけられ、差額の返金を要求されたり、後日小切手が不渡りとなり入金されないといった偽造小切手詐欺の報告があり、注意が必要。(下記3(6)も参照。)
(注)取引額を上回る金額の小切手が送りつけられ、差額の返金を要求されたり、後日小切手が不渡りとなり入金されないといった偽造小切手詐欺の報告があり、注意が必要。(下記3(6)も参照。)
3 事件に遭遇した場合の対処
米国においては、依然として銃器を用いた凶悪事件が多く発生しています。事件に遭遇した場合は、落ち着き、状況に応じて臨機応変に対応することが重要です。以下にて、具体的な事案に対する対処法の一例をご紹介します。
(1) 強盗・窃盗
身体の安全が第一です。犯人が銃器等の武器を所持している場合は特に慎重に対応し、刺激するような行動は避けてください。また、抵抗せずに速やかに金品を渡しましょう(少額の現金と期限切れのクレジットカードを入れた財布(差し出し用)を持っておくと被害を最小限に抑えられます)。
(2) 銃乱射
銃声が聞こえたら頑丈な物の陰に隠れ、伏せるなど身を低くして首や頭を手などで覆って守り、周囲の状況の把握に努めてください。逃げられる状況にあれば、早くかつ遠くに逃げてください。逃げられないと判断した場合は、安全な場所(部屋)に隠れるなどしてドアを施錠し、ロックダウンすることとなります。ロックダウンの際は音を立てないことが肝要です。
(3) 爆弾テロ
爆発音が聞こえたら、すぐに伏せるなどして低い姿勢をとってください(頭は爆発音とは反対方向へ向ける)。その後、情勢を見極めて現場とは反対方向に逃げてください。二次爆発の危険もありますので、発生現場には絶対に近づかないよう注意してください。
(4) 騒乱・騒擾
何らかの騒乱、騒動が起きている現場には決して近づかず、その場を急いで離れてください。車に乗っている場合はライトを消してゆっくり走り去るようにしてください。なお、車の窓は5mmほど開けておくと割れにくくなります(たたき割られる危険性が低下)。催涙ガスや煙が蔓延している場合は、ハンドタオル等に水を含ませ、目、鼻、口に当てつつ、速やかにその場から離れるようにしてください。
(5) 白タク被害
空港における白タクの勧誘は、空港職員や配車アプリの係員を装うなど手口は非常に巧妙化しています。公式の「Ground Transportation(地上交通)」標識に従い、指定の乗り場から乗車してください。万が一白タクに乗車してしまい、法外な請求を受けた場合は、身の安全を最優先してください。身体に危害が及ぶと感じた場合は無理に抵抗せず、請求額を支払い、降車して安全を確保した後に、速やかに警察や当局へ通報してください(ただし、一度支払った金額は取り返せません)。
(参考)【注意喚起】空港、ターミナル駅やイベント会場等における違法タクシー被害
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/051926.html
(6) 詐欺被害
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/051926.html
依然として、銀行員や警察官、税関職員、総領事館員、電力会社等の公的機関職員を名乗る詐欺の被害報告が寄せられています。電話、電子メール、SNS等でクレジットカード等の個人情報等を不正に聞き出そうとするケースや、公的機関と詐り、逮捕や強制送還を示唆して金銭を要求されることもありますので、十分御注意ください。身に覚えのない内容の電話を受けた場合は、詐欺の可能性が極めて高いと考え、冷静に対応し、警察へ通報の上、当総領事館にもご一報ください。
(参考)【注意喚起】特殊詐欺の種類、概要及び対策について:
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/News_110824.html
https://www.ny.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/News_110824.html
4 テロ・爆弾事件発生状況
テロに関する特定の脅威情報は確認されていませんが、不安定な世界の情勢(中東地域や中南米地域等)に起因するテロの危険性等に留意する必要があります。テロはその性質上、時や場所を選ばず突発的に発生しますので、日頃から常に安全を意識し、慎重に行動するとともに、テロの現場に遭遇した際の行動をイメージするなど、有事に備えた準備を行っておくことが重要です。
5 誘拐・脅迫事件発生状況
現時点ではニューヨーク市警からの発表はありません。
6 日本企業の安全に関する諸問題
国際情勢の推移等により、政治的な背景による反日示威行動(デモ活動)が行われる場合があります。これらの示威行動が行われる場合には、通常は警察当局の監視下にありますが、偶発的な事故が起こり、暴力に発展することもあり得ますので十分な注意が必要です。その他、予期せぬデモや集会には興味本位で近づかないようにしてください。
7 日本人安全対策のためにとった具体的措置
当館ホームページ、領事メールにて安全情報を提供していますので、以下をご参照ください。