平成25年在外公館長表彰
川島 敦子( Sue Atsuko Kawashima )
主要経歴
- 1988年 ニューヨーク市立大学ハンター校日本研究教授就任
- 2002年~ 同大学日本研究学科設立・同学科長就任
功績概要
(1) ニューヨーク市立大学ハンター校の日本研究は1986年から日本語教育を中心に行われているが,川島教授は創設の2年後の1988年から現在までの25年にわたり同校で日本研究指導の中核として活躍しつつ,米国に於ける日本研究の発展に長年貢献してきている。
(2) 川島教授は,ニューヨーク市立大学ハンター校の日本研究プログラムを2002年に組織上日本研究学科として格上げすることに成功した。日本研究学科が創設され,日本語のみならず日本文化に関しても提供講座数が拡大したことにより,同学科における日本研究の履修を他分校提供の日本関連講座の受講と合体することで,ニューヨーク市立大学認定の日本研究を主専攻とする学位の取得が可能となった。同大学ハンター校では現在約400名の学生が日本関連講座を受講しており,ニューヨーク市立大学各分校における日本研究の中でも有数の日本研究拠点として確立している。
(3) さらに川島教授は,JETプログラム参加者の選考委員も長年にわたり務めてきており,米国における日本研究の発展のみならず,米国の知日派・親日派の育成という大きな視点からも日米間の架け橋として貢献してきている。