廣木大使メッセージ:
東日本大震災後一年を迎えて
東日本大震災に関しご支援を頂いた皆様へ
昨年3月11日に我が国東北地方をおそった東日本大震災から、まもなく1年を迎えようとしています。この節目の機会に、改めて大震災の犠牲となられた方々のご冥福をお祈りするとともに、我が国にとって困難の多かった日々に皆様から寄せられた多大なるご支援に対して、心よりの謝意を申し上げます。
この未曾有の被害をもたらした大震災は、日本人全てにとって本当に辛い出来事でした。こうした事態に世界中から我が国に対して暖かい支援が寄せられ、日本と国際社会との深い絆を感じました。皆様から当館に寄せられた義援金や応援メッセージは、震災からの復興に立ち向かう人々を強く勇気づけるものでした。
米国を始めとする世界各国からの温かいご支援を受け、日本は復興と再生に向けて力強く歩み始めております。被災地のご家族に皆様からの義援金がお役に立つ形で届けられるよう、引き続きフォローして参りたいと思います。また、被災地のインフラや経済が一日も早く立ち直るよう、政府を挙げて努力をしているところであります。
我が国は、今回の大震災から得られる教訓を国際社会と共有し、より良い防災体制の実現に向け世界に新たなモデルを示すなど、これからも様々な形で国際社会に貢献していきたいと考えています。
今後とも、米国内を始めとする世界中の人々との強い絆を維持し、世界の平和と繁栄に力を合わせていけますよう、引き続き皆様のご理解とご協力をお願い申し上げる次第です。
皆様の益々のご健勝を心より祈念しております。
2012年3月1日
在ニューヨーク総領事・大使